和歌山県白浜町で、大迫力の絶景が見れるのが「三段壁」です。展望台からは黒潮の荒波によって作られ、岩肌がムキ出しになった断崖絶壁を見下ろすことができます。映画のアクションシーンのロケ地を思わせるような抜群のロケーションです。そのため和歌山観光では外せない最大の観光スポットといえます。今回は、和歌山県三段壁!黒潮の荒波が作り出した大迫力の絶景について詳しくご紹介します。

①【三段壁】高さ60mの断崖絶壁!!

三段壁とは和歌山県西牟婁郡白浜町三段にある険しく入り組んだ崖のことです。三段壁の読み方は「さんだんべき」と読みます。外観は長さ2km、高さ50〜60mの断崖絶壁です。見晴らしのよい展望塔からは三段壁の全貌を見渡すことができます。

❶三段壁の名前の由来

三段壁の名前の由来は、三段壁にあった監視場「見檀(みだん)」が由来といわれています。「見檀」は次のように転じて「三段」になりました。「見檀 ⇒ 見段 ⇒ 三段」ちなみに見檀とは、海上を運行する船の状況を偵察したり、ボラやクジラの群れを見つけるための監視場のことです。昔見檀にいた見張り役がボラやクジラの群れを見つけると、のろしをあげて漁師の仲間に伝え一斉に漁にでていました。

❷高速エレベーターで「三段壁洞窟」へ行ける

三段壁では高速エレベーターで下り「三段壁洞窟」へ行けます。三段壁洞窟とは、三段壁の地下36mにある洞窟のことです。三段壁洞窟に行くには、三段壁の展望台の右側にある「無料休憩所」にある高速エレベーターに乗って行くことができます。高速エレベーターではわずか24秒で、地下36mの洞窟まで降りることが可能です。洞窟内のコースは約200mあり、一周約30分で巡ることができます。テーマパークのアトラクション並みに結構見どころが多くおすすめです。

❸和歌山県屈指の絶景スポット‼︎

三段壁にある展望台は太平洋を一望できる絶景スポットです。ダイナミックな三段壁の断崖絶壁と押し寄せる太平洋の荒波のロケーションが素晴らしい場所です。

❹お土産屋や軽食店もあり

三段壁にはお土産屋や軽食店もあります。三段壁展望台のすぐ後ろには、お土産屋の「 ひろや観光物産 」が営業中です。

❺三段壁は「恋人の聖地」と言われています‼︎

三段壁は激しい見た目に関わらず「恋人の聖地」です。理由は展望台から太平洋を一望でき、夕日が沈む時間帯にはロマンチックな雰囲気になるからです。夕暮れ時には多くのカップルが三段壁に訪れています。

➁【八十磯駐車場】足場が悪いけど手付かずの自然を楽しめる‼︎

八十磯駐車場とは三段壁の近くにある駐車場のことです。八十磯駐車場の読み方は「やそいそちゅうしゃじょう」と読みます。八十磯駐車場は、三段壁のある交差点から県道34号線 ( 白浜温泉線 ) を通って、串本方面に向かった約1.57kmの場所にあります。住所は和歌山県西牟婁郡白浜町です。ちなみに八十磯駐車場は別名「さる公園」と呼ばれています。

❶「さる公園」の名前の由来

八十磯駐車場は、常連の釣り人には「さる公園」と呼ばれています。名前の由来は、八十磯駐車場から降りた先にある地磯の名称が釣り人から「さる」と呼ばれていたからです。地磯の名称である「さる」から、八十磯駐車場のことを「さる公園」と呼ぶようになりました。地磯(じいそ)とは陸から地続きになっている磯のことです。磯とは、岩でできた海岸のことです。

❷釣りの穴場的スポットがある

八十磯駐車場の先にある地磯の「さる」には釣りの穴場的スポットがあります。釣りの穴場的スポットは、海側から見て地磯の「さる」の左側の先端部分です。ここに魚の群れが集まりやすいスポットがあります。そのため現在でも多くの釣り人が地磯の「さる」に訪れています。

❸地磯の「さる」は足場が悪い

地磯の「さる」は足場が悪い場所です。八十磯駐車場から林の中に入り、磯道を約30mほど歩くと地磯が見えてきます。地磯の「さる」は海に向かって下がっており、表面が岩なので、滑りにくい靴を履いていないとズルッと滑ります。地磯の「さる」を訪れる時には滑りにくい靴を履いて観光するようにしましょう。

➂三段壁へのアクセス情報

こちらでは三段壁へのアクセス情報について詳しくご紹介します。三段壁の住所は「和歌山県西牟婁郡白浜町三段」です。

❶白浜駅から三段壁へ車でお越しのルート

白浜駅(和歌山県西牟婁郡白浜町堅田) ⇒ 県道31号線 ⇒ 県道214号線 ⇒ 南白浜道路 ⇒ 三段壁

総移動距離8km、移動時間12分で着きます。

三段壁 まとめ

今回は、和歌山県三段壁!黒潮の荒波が作り出した大迫力の絶景についてご紹介しました。和歌山県三段壁は、大自然が生み出した雄大な姿を見ることができる絶景スポットです。迫力満点で、あまりのスケールの大きさに、ほとんどの人は息を吞むことでしょう。また三段壁の地下にある三段壁洞窟では、モロに目の前で打ち寄せてはかえす太平洋の荒波を間近で体験することができます。ほとんどの方は度肝を抜くかもしれません。大自然が作りだしたダイナミックなロケーションを見るなら和歌山県はおすすめです。和歌山県を訪れた時には、ぜひ三段壁や三段壁洞窟にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

南紀白浜の歴史ある観光名所 | 三段壁洞窟【公式】
南紀白浜の観光において最も歴史のある景勝地、三段壁洞窟。平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る洞窟。日本最大級の青銅でできた牟婁大辯才天が鎮座しておりパワースポットとしても有名です。

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