南足柄市は、金太郎伝説の地として知られています。金太郎伝説は日本各地に残されていますが、この地もその重要な舞台のひとつです。「夕日の滝」は、金太郎が産湯を使った場所と伝えられており、成長した金太郎が足柄山で熊と相撲を取ったという有名な逸話も残されています。岩肌を打つ水音、立ち上る水煙、全身を包み込むような冷涼な空気。
ここは単なる滝ではなく、古くから生命の源泉、そして祈りと修行の場として人々に大切にされてきました。金太郎が産湯を使ったと伝えられるこの滝には、昔話を超えた「日本人の原風景」が静かに流れています。本記事では、足柄山に伝わる金太郎伝説が残る「夕日の滝」の魅力と名水のスポットとしても有名で226段のウッドデッキを登る絶景滝「酒水の滝」について分かりやすくご紹介します。 自然と伝説が交差する足柄山 ― その奥深い物語を、ぜひ一緒にたどってみましょう。
① 生命の源泉と呼ばれる滝「夕日の滝」とは

夕日の滝(ゆうひのたき)は、神奈川県南足柄市矢倉沢に位置する名瀑です。金時山への登山口近くにあり、登山やハイキングの途中に立ち寄れる場所としても親しまれています。金時山の山頂までは、夕日の滝周辺から徒歩でおよそ2時間。山に入る前にこの滝を訪れると、心身が整えられ、旅の始まりにふさわしい時間を過ごすことができます。
❶ 夕日の滝という名前に込められた意味

「夕日の滝」という名は、滝の姿が夕日に照らされ、ひときわ美しく輝くことに由来するといわれています。また、毎年1月15日には太陽が滝口の中央に沈むことから名づけられた、という説も残されています。かつては別名「雄飛の滝」とも呼ばれていました。岩肌に叩きつけられた水が豪快に水煙を上げる様子が、勇ましく男性的に見えたことが理由とされています。
❷ 夕日の滝の特徴と迫力
夕日の滝は、金時山を水源とする酒匂川支流・内川にかかる滝です。高さは約23m、幅は約5m。滝壺の近くに立つと、落水の轟音とともに、全身がマイナスイオンに包まれます。水量は年間を通して安定しており、季節を問わず迫力ある滝の姿を楽しめるのも魅力のひとつです。
❸ 修行の地として知られる「夕日の滝」

夕日の滝は、滝行が行われる場所としても知られています。滝行は通年で実施されていますが、日時は不定期のため、事前に現地の滝行指導協会へ問い合わせることをおすすめします。参加には志納金が必要で、空手着や杖、清酒、塩、線香などは現地で用意されます。
持参するとよいものは、タオル、ビーチサンダル、インナー上下、必要に応じた衣装などです。
❹ 滝行とは何か|水に身を委ねる禊の文化
滝行とは、滝の水に打たれることで、心身の穢(けがれ)を清める修行です。
禊(みそぎ)の一種として、精神を整える意味が込められています。その起源は奈良時代にさかのぼり、役小角(えんのおづぬ)を開祖とする修験道の修行法のひとつとして全国に広まりました。
夕日の滝も、そうした修行文化を今に伝える場所のひとつです。
❺ 滝のそばで自然を満喫できるキャンプ場
夕日の滝のすぐ近くには、「sotosotodays CAMPGROUNDS」というキャンプ場があります。
滝までは徒歩数分という好立地で、自然を存分に楽しむことができます。
主な施設
- キャビンサイト
- テントサイト
- トイレ
- シャワールーム
- 駐車場
山・川・滝の三つの景色を一度に味わえる、自然派キャンパーに人気のスポットです。
② 日本の滝百選に選ばれた名瀑226段の階段の先に広がる「洒水の滝」

洒水の滝(しゃすいのたき)は、神奈川県足柄上郡山北町にある由緒ある名瀑です。酒匂川水系・滝沢川に位置し、修行と信仰、そして自然美が融合した場所として知られています。この滝は「日本の滝百選」に選ばれているほか、「名水百選」、「かながわの景勝50選」にも指定されており、全国的にも評価の高い滝のひとつです。

❶ 洒水の滝の名前の由来と修行の歴史
洒水の滝の名は、仏教の密教用語である 「清浄を念じてそそぐ香水(こうずい)」に由来しています。鎌倉時代には、名僧・文覚上人がこの地で100日間にわたり滝行を行ったと伝えられており、
古くから修行の場、祈りの場として大切にされてきました。
❷ 三段からなる滝の構造と見どころ

酒水の滝は、三段構えの滝で構成されています。
- 一の滝:落差69m
- 二の滝:落差16m
- 三の滝:落差29m
合計落差が114mもあり豪快な水量を誇り、ウッドデッキから全様を確認することができます。日本の滝百選にふさわしい迫力を体感できます。
❸ 226段のウッドデッキが導く展望体験

酒水の滝には、山肌に沿って設けられた226段のウッドデッキの階段があります。この階段を登ることで、地上約40mの展望台へとたどり着くことができます。曲線を描くように続く階段は、登るにつれて視界が開け、展望台からは、滝の落ち口から流れ落ちる水の軌跡を、より立体的に眺めることが可能です。滝の音と森の静けさが交差するこの場所は、単なる観光地ではなく、自然と向き合う時間を与えてくれます。

▲山肌に沿って設けられた226段のウッドデッキ…頂上まで登るのは大変ですが絶景が待っています。
▲公式サイト
③ 夕日の滝へのアクセス情報
夕日の滝の住所は、神奈川県南足柄市矢倉沢です。
車でのアクセス(南足柄市役所から)
南足柄市役所
⇒ 南足柄郵便局入口(交差点)
⇒ はこね金太郎ライン
⇒ 県道731号
⇒ 夕日の滝
距離は約9.2km、所要時間はおよそ18分です。
▲公式サイト
まとめ|伝説と自然が交差する足柄山の旅

足柄山に伝わる金太郎伝説と、生命の源泉ともいえる夕日の滝。そこからさらに足を伸ばせば、修行の歴史を刻む酒水の滝が待っています。夕日の滝は、年間を通して水量が安定し、清涼感と迫力を同時に味わえる場所です。自然・伝説・祈りが重なり合うこの地は、訪れる人の心を静かに整えてくれます。神奈川県の南足柄市を訪れる機会があれば、ぜひ足柄山の奥深い物語を感じに、夕日の滝へ足を運んでみてください。
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