皆さんもこの景色をネットなどで見たことがあるのではないでしょうか? 茨城県の大洗町磯浜町にある神社が「大洗磯前神社」です。 こちらの神社には神が「民を難儀から救うために降臨された」といわれる「神磯の鳥居」があります。 現在ではフォトジェニックスポットとして、一般の観光客・聖地巡礼者・フォトグラファーに大人気です。
では、大洗磯前神社とはどんな場所なのでしょうか。 今回は、茨城県・神々が降臨した神磯の鳥居と二神が祀られる大洗磯前神社について、わかりやすくご紹介します。
「神磯の鳥居」で天体観測‼


日の出前に神社に到着、階段を下りればすぐに「神磯の鳥居」に付きます。そして、この場所は街灯がないお陰で光害が少なく、さらにこの日は台風一過で空が澄んでいて星がかなり綺麗に見えました。 写真を撮る場合は正面右側に街の光害の影響が出ますが、波と鳥居と星空と、かなり映える写真が撮影できます!! 注意点としては足元が暗いので、日の出前に訪れる場合は懐中電灯は必須だと思います。また危険なので防波堤から先の岩場や波打ち際には近付かないようにしてください。 2~3月は天の川の位置が低いので鳥居と天の川を撮影するベストシーズンとなるようです。
神磯の鳥居と朝焼け!!



天体撮影をしていたら空がだんだんと白んできたので、日の出日の入りマップのアプリで方角を確かめて、位磁石にて方角を確認して場所をキープします。 日の出前の数十分でカメラマンが続々集まってきて防波堤の周りは人でいっぱいになってしまいました。(10月でこんなに混んでしまうのに初日の出の時はいったいどうなってしまうのだろう…)
そして、ついに御来光!!!



鳥居の真ん中から朝日が出るように陣取っていたのですが、アプリ日付設定を間違えて
鳥居から少しずれてしまいました…しかし念願のカメラマンの聖地で鳥居と朝日を撮影することができました!!
▲「神磯の鳥居」日の出タイムラプス動画
参拝する際は…
また、大洗磯前神社を参拝する方は、実は大洗磯前神社と酒列磯前(さかつらいそさき)神社
は2社で対の宮になっています。酒列磯前(さかつらいそさき)神社は大洗磯前神社から9㌔ほど距離にあり、車で18分くらいで行けるので、両方とも参拝した方が御利益があると思うのでぜひ行ってみてください。
大洗磯前神社へのアクセス
◆公共交通機関の場合
大洗駅から循環バスで15分
◆車の場合
水戸大洗ICから車で15分
茨城県庁(茨城県水戸市笠原町) ⇒ 水戸バイパス ⇒ 北関東自動車道 ⇒ 県道2号 ⇒大洗磯前神社
総移動距離は約20.0 km、移動時間は約30分で着きます。
大洗磯前神社とは? 歴史など詳しく解説‼︎

以下、大洗磯前神社についての情報をまとめました。大洗磯前神社とは茨城県東茨城郡大洗町磯浜町にある神社のことです。大洗磯前神社の読み方は「おおあらいいそさきじんじゃ」と読みます。 創建は斉衡(さいこう)3年(856年)です。斉衡3年は、日本では平安時代になります。大洗磯前神社は1100年以上もの長い歴史を誇る由緒正しき神社です。
神磯の鳥居とは?

神磯の鳥居とは、大洗磯前神社の参道を下った海岸の岩礁の上に立つ鳥居のことです。 神磯の鳥居の読み方は「かみいそのとりい」と読みます。 神聖な場所として禁足地となっています。 神磯の鳥居が建てられた理由は、大己貴命と少彦名命の2柱の神様が降り立ったといわれている聖地だからです。
鳥居は太平洋に面した荒波が砕ける岩礁の突端に建っています。打ち寄せる激しい荒波に耐え、凛として立つ石の鳥居の姿が圧巻です。荒波が岩礁にぶつかり砕け散る光景は、他では見ることができません。たいへん神々しい光景です。
❸茨城最強のフォトジェニックスポット
神磯の鳥居は茨城最強のフォトジェニックスポットといわれています。 理由は太平洋から朝日が昇るタイミングが、日本人の心を大きく揺さぶるくらいに神々しい光景だからです。 真っ暗だった太平洋がゆっくりとオレンジ色に染まり、神磯の鳥居のシルエットがだんだん浮かび上がる姿は絶景です。
絶景コレクターの方はぜひ、この光景を写真におさめてみることをおすすめします。
創建のきっかけ
大洗磯前神社創建のきっかけは文徳天皇(もんとくてんのう)の斉衡3年(856年)12月29日に、神磯に御祭神(ごさいじん)の大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)が御降臨になり、次のお言葉をおっしゃったからです。
「私は大名持、少彦名命である。日本の国を造り終えてから東の海に去ったが、いま再び民衆を救うために帰ってきた。」
御祭神とは、その神社で主として祀られている神様のことです。 ちなみに同時期に現在のひたちなか市磯崎町に「酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)」が、大洗磯前神社の兄弟神社として創建されました。
大己貴命と少彦名命とはどんな神様なのか?
こちらでは大洗磯前神社創建のきっかけになった大己貴命と少彦名命についてご紹介します。
①大己貴命
大己貴命とは、別名「大国主命(おおくにぬしのみこと)」のことです。 一般には「大国様(だいこくさま)」として親しまれています。 慈悲深く、福徳を授ける神様です。
②少彦名命
少彦名命とは、大国主命と協力して国づくりをした神様です。 手の中に収まるサイズの小さな身体の持ち主でした。お伽草子の一寸法師のモデルになった神様といわれています。
大洗磯前神社の略歴
大洗磯前神社の略歴は次の通りです。
①平安時代初期の斉衡3年に創建
②戦国時代に入ると、兵乱によって社殿が焼失
③元禄3年(1690年)に、水戸藩2代目藩主徳川光圀公の命で社殿等の造営が始まる
④享保15年(1730年)に完成する(本殿・拝殿・随神門は現在に至る)
⑤昭和45年(1970年)大洗磯前神社拝殿・本殿が茨城県の県指定文化財に指定
大洗磯前神社のご利益とは何か?
こちらでは大洗磯前神社のご利益についてご紹介します。
①大己貴命にまつわるご利益
大己貴命が縁結びの神様であることから、恋愛成就、縁結び、家内安全、厄除け、開運招福にご利益があるといわれています。
②水戸光圀にまつわるご利益
水戸光圀によって再建されてからは漁師の海難事故が無くなったことから、海上運行の安全にご利益があるといわれています。
まとめ

ずっと訪れたかった「カメラマンの聖地」 大洗磯先神社で星も撮れて、日の出も撮れてとっても楽しい時間を過ごせました。 時期によっては天の川や月が鳥居から出るのを見れるのでまた訪れたいです!! 大変有名なスポットなので日の出30分前には人がぞろぞろ集まって来るので、ちょっと早めに来て星を眺めながら待つのもいいかもしれません!!その際は懐中電灯を忘れないようにしてくださいね。
大洗磯前神社は大己貴命と少彦名命の二柱の神様が降臨されたと言われる超パワースポットらしく、縁結びから病気治癒まで幅広く御利益があるそうです。 「神磯の鳥居」は朝日に間に合わなくても岩場に鳥居があり迫力の波志吹がかかっているこの光景だけでも十分絶景だと思うので、「大洗磯前神社」ぜひ参拝しに来てください。

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