
「都心からすぐ行ける、癒しの穴場スポットはないかな?」
そんな願いを叶えてくれるのが、神奈川県にある宮ヶ瀬ダムです。都心から車で約1時間半というアクセスの良さに加え、壮大なダムと豊かな自然が織りなす絶景が広がります。周辺には家族や友人と1日中楽しめる多彩なアクティビティ施設も充実しています。週末のプチトリップにぴったりの宮ヶ瀬ダムで、心と体をリフレッシュする旅に出かけてみませんか?この記事では、宮ヶ瀬ダムの基本情報から周辺の観光スポット、おすすめのグルメまで、週末旅を満喫するための情報を詳しくご紹介します。
宮ヶ瀬ダムとは? 基本情報を解説‼︎

宮ヶ瀬ダムとは神奈川県の愛甲郡愛川町半原、相模原市緑区青山、愛甲郡清川村宮ヶ瀬の3市町村に跨るダムのことです。宮ヶ瀬ダムの読み方は「みやがせだむ」と読みます。
竣工は2000年(平成12年)です。
具体的な場所は東京都心から約50km、横浜市や川崎市から約40kmの位置にあります。そのため都心からでもすぐに着きます。神奈川の中央を流れる相模川に注ぐ支流の中津川につくられ、宮ヶ瀬ダムの建設によって人工湖である宮ヶ瀬湖ができました。
ここがスゴイ!宮ヶ瀬ダムの驚きのスペック
宮ヶ瀬ダムはただ大きいだけではありません。私たちの生活を支える重要な役割と、国内最大級ならではの圧巻のスケールを誇ります。こちらでは宮ヶ瀬ダムのスペックについて詳しくご紹介します。
①私たちの暮らしを守る「多目的ダム」
宮ヶ瀬ダムは100年に1回起きるかもしれない大洪水を防ぐためにつくられた国内最大級の多目的ダムです。多目的ダムとは次の目的を備えたダムのことです。主に3つの役割があります。
①利水 :ダム湖に貯めた水を生用水や農業用水として利用することです。
②治水 :大雨が降って河川が氾濫した時に洪水にならないようにダム湖に貯水し、洪水が引いてから、少しずつ放流することです。
③発電 :発電とは、ダム湖の水を少しずつ放流して水力発電をすることです。
すべてが規格外!驚きのサイズ

宮ヶ瀬ダムは国内最大級のダムです。そのため各種サイズも超大型ダム仕様につくられています。
①高さ
高さは156mで、これは東京タワーの半分くらいの高さがあるので
近くで見たらかなりの迫力が感じられます。
②コンクリートの体積
コンクリートの体積は約200万立方メートルです。
③総貯水容量
総貯水容量は約2億立方メートルです。
これは芦ノ湖とほぼ同じ貯水容量があります。
④ダムの広さ
ダムの広さは4.6平方キロメートルです。
東京ドーム約98個分の広さがあります。
公園としての機能も備えた観光スポットとしても人気があります。
⑤年間観光客数
全国観光ダムランキングでも1位になったことがあり、年間観光客数は年間135万人前後訪れているそうです。

▲宮ヶ瀬ダムの水は水道用水としての利用され神奈川県全域の2/3の地域をカバーしています。
放流先は横浜市や川崎市などの15市5町です。一日に最大130万立方メートルが放流されています。

▲発電としても利用され、宮ヶ瀬ダムは2万5,300戸の電気を発電しています。
第一発電所は最大出力2万4,200キロワット、第二発電所では1,200キロワットがそれぞれ発電されています。
【必見】宮ヶ瀬ダム観光のハイライト!大迫力の観光放流
宮ヶ瀬ダムを訪れたら絶対に見逃せないのが、大迫力の観光放流です。高さ156mのダム壁面から、毎秒30㎥もの水が轟音とともに流れ落ちる光景は圧巻の一言。まるで生き物のように水しぶきが舞い上がり、夏には涼やかなミストが心地よく感じられます。
放流時間: 約6分間
開催日: 4月~11月の毎週水曜日、第2・第4金曜日、第2日曜日など
開始時間: 午前11時~、午後2時~
※上記は基本的なスケジュールです。イベント開催時や天候によって変更される場合があるため、お出かけ前には必ず宮ヶ瀬ダム公式サイトで最新情報をご確認ください。
1日中遊びつくそう!宮ヶ瀬ダム周辺のおすすめ観光スポット
宮ヶ瀬ダム周辺には、自然を満喫できる公園や地元の魅力に触れられる施設がたくさんあります。
宮ヶ瀬ダム周辺の観光スポットをご紹介!!
県立あいかわ公園 家族連れで楽しめるダムの真下の公園‼︎

県立あいかわ公園とは、神奈川県愛甲郡愛川町半原にある公園で、広さは51ヘクタールもあります。
宮ヶ瀬ダムの真下に広がる、自然の地形を活かした広大な公園です。ダムの観光放流を真正面から見上げるなら、ここが絶好のビュースポット。園内には、子供たちが大喜びの「ふわふわドーム」や、広い芝生広場、郷土の歴史を学べる「愛川町郷土資料館」などがあり、一日中楽しめます。
・所在地: 神奈川県愛甲郡愛川町半原5423
・特徴: ダムの放流を間近で見られる、子供向け遊具が充実
宮ヶ瀬ダムの観光放流は毎回約6分程度放流されます。
この公園からダムの放流ポイントまで徒歩15分ほどかかります。
ロードトレイン「愛ちゃん号」を利用すると5〜6分で到着します。


▲噴水や池で水浴び、木漏れ日でピクニックなど家族で楽しめる公園です。
宮ケ瀬湖畔園地 クリスマスイルミネーションが有名‼︎

宮ヶ瀬湖畔に広がる、水と緑のレクリエーションエリアです。広大な「けやき広場」や、湖上を渡る長さ315mの「水の郷大つり橋」は散策にぴったり。カヌー体験ができる親水池や、バーベキューが楽しめるピクニック広場もあり、アクティブに過ごしたい方におすすめです。また、冬には高さ30mを超える自生のモミの木がイルミネーションで彩られ、「宮ヶ瀬ジャンボクリスマスツリーフェスタ」として多くの人で賑わいます。
・所在地: 神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬940-4
・特徴: 湖畔の散策、吊り橋、冬のイルミネーション
・注意: 土日祝日の駐車場は有料です。
広大な敷地の中に次のような施設があります。
①けやき広場


けやき広場とは2.5万平方メートルを超える広大な芝生広場です。
広場の中心には高さ30mもの「もみの木」が見えます。この木は元々この場所に自生している木なんだそうです。クリスマスシーズンには巨大なクリスマスツリーになります。
②水の郷大つり橋

水の郷大つり橋とは長さ315メートルの歩行者専用の吊り橋のことです。
ダム湖を眺められ景色も抜群です。
③親水池
親水池ではカヌーを漕ぐことができます。
④ピクニック広場
ピクニック広場ではバーベキュー大会ができます。
⑤じゃぶじゃぶ池
じゃぶじゃぶ池では小さな子どもが水遊びができます。
宮ヶ瀬湖水の郷商店街 宮ヶ瀬湖玄関口の情緒ある商店街‼︎

宮ヶ瀬湖へ訪れる際の玄関口に広がる「宮ヶ瀬水の郷商店街」。
駐車場の目の前にあり宮ケ瀬湖畔園地の手前に位置する商店街です。
清川村の名産・恵水(めぐみ)ポークを使ったグルメをはじめ、カレーや麺類などの食事処が立ち並びます。
食べ歩きには、香ばしい焼きだんごや熱々のたこ焼き、ジューシーなハンバーグなど、気軽に楽しめるテイクアウトメニューも充実。旅のお土産も揃い、散策の合間に立ち寄りたいスポットです。


▲ノスタルジックで情緒ある雰囲気を味わえる商店街です。
鳥井原ふれあいの館 ツーリングの休憩場所として大人気‼︎


鳥居原ふれあいの館とは、神奈川県相模原市緑区鳥屋にある総合交流施設のことです。
鳥井原ふれあいの館の読み方は「とりいはらふれあいのいえ」と読みます。
屋内では、地域で獲れた農産物などが展示販売されています。
施設内には農家レストラン・農産物直売所・各種展示場・研修室などがあります。
屋外には野外イベントスペースなどがあります。
ツーリングスポットとして大人気です。バイク用の広い駐輪スペースも用意されており、週末にはバイクイベントが開催されているのではないかというくらい大盛況です。
駐車場は無料で使うことができます。

▲場所は宮ヶ瀬湖の北岸にあることから、高台から宮ヶ瀬湖を見下ろすことが可能です。

▲建物の特徴は屋根の上に直径47cmのオランダ製のカリオンの鐘がかけられており、鳥井原ふれあいの館のシンボルです。

▲ライダーの聖地といわれ、ツーリングスポットとして大人気です。
立ち寄りたい!周辺のおすすめグルメ&スポット
こちらでは宮ヶ瀬ダムの周辺スポットについてご紹介します。
①ヤマモトヤ自販機(玉子サンド研究所)

「知る人ぞ知る」と言いたいところですが、色々なメディアに取り上げられて人気のスポットになっています。(時間帯によっては玉子サンドが無いかも…)絶品の玉子サンドが買える無人販売所です。どこか懐かしい味わいの分厚い玉子焼きが挟まったサンドイッチは、ドライブのお供にぴったり。玉子サンド以外にも約20種類ものサンドイッチが並び、選ぶ楽しさもあります。
所在地: 神奈川県愛甲郡愛川町半原5567付近
特徴: レトロな自販機風の無人販売、絶品玉子サンド
②服部牧場
昔ながらの牧歌的な風景が広がる観光牧場です。ホルスタインや羊、馬などがのびのびと暮らしており、乳しぼりや乗馬、バター作りなど、動物とのふれあい体験が楽しめます。牧場で採れたての新鮮な牛乳から作られる、濃厚なジェラートは絶品です。
所在地: 神奈川県愛甲郡愛川町半原6087
特徴: 動物とのふれあい体験、新鮮な乳製品
宮ヶ瀬ダムへのアクセス情報
こちらでは宮ヶ瀬ダムへのアクセス情報について詳しくご紹介します。
宮ヶ瀬ダムの住所は「神奈川県愛甲郡愛川町半原」です。
❶車でお越しのルート
圏央道「相模原IC」または「相模原愛川IC」から約30分
東名高速「厚木IC」から約40分
※目的地(あいかわ公園、宮ヶ瀬湖畔園地など)によって最寄りのICが異なります。各施設の駐車場情報を事前にご確認ください。
公共交通機関でのアクセス
小田急線「本厚木駅」から神奈川中央交通バス「宮ヶ瀬」行きに乗車(約50分)、終点「宮ヶ瀬」下車。宮ヶ瀬湖畔園地まですぐ。
ダムやあいかわ公園へは、バス停「宮ヶ瀬」からさらに「愛川大橋」方面へのバスに乗り換えるか、ロードトレイン「愛ちゃん号」(有料)を利用するのが便利です。
まとめ

今回は都心からすぐ・癒しの穴場スポット宮ヶ瀬ダムで自然を満喫する週末旅についてご紹介しました。
日常の喧騒からふと抜け出し、都心から目と鼻の先にある秘密の癒しスポットを訪れてみませんか。
そこには壮大なダムと鏡のような湖が織りなす風景が待っています。
風を感じながら吊り橋を渡り、水辺で遊び、地元の味に舌鼓を打つ、そんな体験を楽しむことができます。アクセスも驚くほど簡単で、気軽に遊びに行くことが可能です。次の週末は、気軽にふらっと「宮ヶ瀬ダム」へ。心に残る素敵な休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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