古都奈良で、圧倒的な観光スポットが「奈良公園」です。奈良公園は奈良県の全観光客の1/3が訪れています。その奈良公園の周りにはおすすめ周辺スポットがいくつもあります。では、どんな周辺スポットがあるのでしょうか。今回は奈良公園に行く前に立ち寄りたいおすすめ周辺スポットについてわかりやすくご紹介します。

奈良公園とは?

奈良公園とは奈良県奈良市芝辻町にある都市公園のことです。奈良公園の読み方は「ならこうえん」と読みます。正式名称は「奈良県立都市公園 奈良公園」です。

【ならまち】昔ながらの街並みを楽しめる‼︎

ならまちとは元興寺の旧境内を中心とする地域のことです。ならまちの正式名称は「奈良町」といいます。場所は奈良公園の南部にあります。ならまちは正確には「元興寺旧主要伽藍地域」と「元興寺旧寺地」の2つのエリアに分かれます。イメージ的には中心に「元興寺旧主要伽藍地域」があり、その周りを「元興寺旧寺地」が囲んでいるイメージです。

ならまちの基本情報

こちらではならまちの基本情報についてご紹介します。

❶【御霊神社】縁結びのパワースポット‼︎ 

御霊神社「ごりょうじんじゃ」と読みます。桓武天皇の命で約1200年前に創建されたと言われている由緒正しい神社です。8柱の神様をお祀りしており、そのうちの1柱の神様は書道の神様として知られており書の上達の為に参拝される方もいるようです。春には枝垂れ桜や牡丹が美しく咲き、縁結びのご利益もあるので拝殿では、神前結婚式も行なわれています。

▲こちらの神社では江戸時代から伝えられる願掛けの方法として狛犬の足に紐を結んでいます。「恋人と長く一緒にいたい」「客足が遠のきませんように」など恋愛成就や商売繁盛で紐を結ぶ方も多いようです。

❷世界遺産【元興寺】とは?

元興寺とは世界遺産のお寺のことです。ならまちの中心に位置するお寺で、元興寺の読み方は「がんごうじ」と読みます。もともとは明日香村にあった「飛鳥寺」が、718年に平城京に移ったものが「元興寺」になったといわれています。元興寺は「飛鳥寺 ⇒ 法興寺 ⇒ 飛鳥大寺 ⇒ 元興寺」という流れで、元興寺になりました。

❹ならまちが現在もスポットライトを浴びている理由

ならまちが現在もスポットライトを浴びている理由は、平成10年(1998年)に元興寺が「古都奈良の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されたからです。元興寺の周辺のエリアということで、ならまちが奈良の新名所として注目を集めるようになりました。またならまちは第二次大戦の戦火を免れてきたことで、現在も古き良き戦前の街並みを残しています。これらのことから現在もならまちは観光客が絶えない町になりました。

▲ならまちにはノスタルジックな雰囲気の古民家カフェや雑貨屋さん、ご飯屋さんなど多くあり散歩しながら散策するのに最適です‼︎

ならまち お散歩マップ | 近鉄×Lmaga.co | 奈良大和路

公式観光サイト

下御門商店街とは?

下御門商店街とは奈良県奈良市下御門町にある商店街のことです。下御門商店街の読み方は「しものみかどしょうてんがい」と読みます。下御門商店街の名前の由来は、奈良時代の僧の名称「下御門」が名前の由来といわれています。一時期は寂れた商店街でしたが、平成10年に元興寺が世界文化遺産に登録されたことをきっかけに古都奈良にマッチしたイメージにリニューアルすることに成功しました。現在店舗は30店舗ほどあります。

【猿沢池】五重塔が水面に映る池‼︎

猿沢池とは興福寺の放生池のことです。猿沢池の読み方は「さるさわいけ」と読みます。五重塔や寺院が水面に反射する風景を撮影することができます。近くにスターバックスもあります。放生池(ほうじょうち)とは捕らえた魚などを放してやるために造った池のことです。昔の仏教のお坊さんが「慈悲の気持ち」を表現するために造られました。簡単にいうと、昔のお坊さんのパフォーマンスです。

【興福寺】西暦710年に建てられた歴史あるお寺‼︎

興福寺とは、和銅3年(710年)の平城京遷都の時に建てられたお寺のことです。当時の最高権力者「藤原不比等(ふじわらのふひと)」が建てたもので、藤原氏の氏寺(うじでら)です。氏寺とは、一族の繁栄、先祖の追善、死後の幸福などを祈るために建てた寺のことをいいます。ちなみに興福寺の中心の伽藍である中金堂は創建より合計6回の焼失と再建を繰り返しているいわくつきの建物です。有名な氏寺には蘇我氏の向原寺などがあります。

▲2024年 五重塔は現在、後世に残す為の修繕工事をしているようです。詳しくは公式サイトをご確認ください。

法相宗大本山 興福寺
興福寺ホームページへようこそ。2010年、興福寺は、創建1300年の大きな節目を迎えます。ホームページを通じて、当山の歴史や仏教文化を学ばれ、そして、御来山くださることを願っております。

元興寺(ならまち)へのアクセス情報

こちらでは奈良公園へのアクセス情報について詳しくご紹介します。奈良公園の住所は「奈良県奈良市芝辻町」です。

❶奈良市役所から元興寺への車でお越しのルート

奈良市役所 ⇒  大宮通り ⇒ 国道369号 ⇒ やすらぎの道 ⇒ ならまち大通り ⇒ 元興寺

総移動距離は約3.3 km、移動時間は約10分で着きます。周辺にコインパーキング多数ありです。

まとめ

今回は奈良公園に行く前に立ち寄りたいおすすめ周辺スポットについてご紹介しました。奈良公園内や周辺にはいくつものおすすめスポットがあります。どのスポットも歴史的価値が高く、有益な場所ばかりです。もし奈良を訪れた時には、ぜひ奈良公園と周辺スポットに立ち寄ってみることをおすすめします。

奈良公園基本情報

こちらでは奈良公園の基本情報についてご紹介します。

❶奈良公園の開設

奈良公園の開設は明治13年2月14日です。開設された理由は興福寺旧境内地などの景観を守るためです。境内とは神社やお寺の敷地のことになります。

❷奈良公園の総面積

奈良公園の総面積は511.33haで、東京ドーム約109個分の広さがあります。内訳は平野部48.77ha、山林部462.56haです。また距離にすると東西は約4km、南北には約2kmの広さです。

❸奈良公園への年間来場者数

奈良公園への年間来場者数は年間1.300万人です。この数字は奈良県への観光客数3.500万人のうち約1/3が訪れている計算になります。このことから奈良公園は奈良県の観光の中心的な役割を担っているということがいえます。

❹奈良公園内にある主な歴史的建造物

奈良公園内には歴史的な建造物があります。主な歴史的な建造物は次の通りです。

①正倉院(しょうそういん)

②東大寺(とうだいじ):世界遺産

③春日大社(かすがたいしゃ):世界遺産

④興福寺(こうふくじ):世界遺産

このように奈良公園内には世界遺産級の歴史的な建造物がいくつも保存されています。

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