島根県【衣毘須神社】干潮時じゃないと渡れない珍しい神社

島根県には、潮の満ち引きによって渡れたり、渡れなかったりするユニークな神社があります。その神社とは「衣毘須神社」です。干潮時には砂でできた参道が現れ、美しい絶景を見ることができます。今回は、島根県衣毘須神社・干潮時じゃないと渡れない珍しい神社について詳しくご紹介します。

①【衣毘須神社】山陰のモンサンミッシェル!!

衣毘須神社とは、島根県益田市小浜町の宮ヶ島地区にある神社のことです。衣毘須神社の読み方は「えびすじんじゃ」と読みます。別名「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれています。

❶「衣毘須神社」になった由来とは?

「衣毘須(えびす)神社」になった由来は、分霊元の三保神社が漁業の神様「えびす様」の総本山だったからです。「えびす様」から「えびす」をいただき、神社にぴったりな漢字を当てて「衣毘須神社」になりました。

❷衣毘須神社の歴史とは?

衣毘須神社の歴史とは?

衣毘須神社の歴史は、宝永6年(1710年)に、美保神社から分霊を勧請(かんじょう)されたことが始まりです。分霊を勧請するとは、離れた場所にいる神や仏を、こちらへ来てくれるように祈り願うことをいいます。一旦は、現在の島根県益田市遠田町の海龍山の小祠(しょうし)に分霊されました。その後、慶応3年(1867年)に遷宮(せんぐう)され、金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)を合祀し、現在の場所に衣毘須神社として創建されます。

❸「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれる理由とは?

「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれる理由とは?

衣毘須神社が「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれる理由は、干潮時じゃないと神社まで渡れないというところが、モンサンミッシェルに似ているからです。本家のモンサンミッシェルとは、フランス西海岸のサン・マロ湾にある島に建つ修道院のことです。モンサンミッシェルは潮の満ち引きが激しい場所にあります。干潮時には陸続きになり、満潮時には海に孤立します。干潮時じゃないと渡れないところがそっくりであることから、衣毘須神社は「山陰のモンサンミッシェル」と呼ばれるようになりました。

❹干潮時の時間確認が必須

干潮時の時間確認が必須

衣毘須神社へ渡るには干潮時の時間確認が必須です。衣毘須神社の前の海は、毎日毎時間潮が満ちたり、引いたりを繰り返しています。満潮・干潮は地球の自転と月との関係でそれぞれ1日に2回ずつ起こります。潮に濡れずに渡るには必ず「益田市潮見表」を確認してから衣毘須神社に行くようにしましょう。干潮時には潮が引きますが、満潮時でも砂から最大50㎝くらいなので、夏場に足元が濡れてもよいのであれば渡ることが可能です。衣毘須神社はモンサンミッシェルのように完全に渡れないわけではありません。

〇益田市潮見表

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➁【江崎大漁橋】漁師町にポツンとある美しい橋‼︎

【江崎大漁橋】漁師町にポツンとある美しい橋

江崎大漁橋とは、山口県萩市江崎にある橋のことです。江崎大漁橋の読み方は「えざきだいりょうばし・えざきたいりょうばし」と読みます。ほぼ島根寄りの山口県萩市にあります。

❶面白い形の橋

江崎大漁橋は面白い形の橋です。特徴は橋の中央部が高く、端はフラットです。橋から離れて横から見ると、真ん中だけ浮き上がっているように見えます。理由は、漁船などの小さい船が橋の下をぶつからずに通れるように設計されているからです。江崎大漁橋がある江崎町はノスタルジックな漁師街で海は波がなくほぼ穏やかです。

▲港は波もなく穏やかで、昔ながらの街並みを眺められます。

➂【西堂寺六角堂】まるで海に浮かんでるように見えるお寺‼︎

西堂寺六角堂】まるで海に浮かんでるように見えるお寺

西堂寺六角堂とは、山口県萩市江崎にあるお寺のことです。西堂寺六角堂の読み方は「さいどうじろっかくどう」と読みます。別名「浮島西堂寺」と呼ばれています。創建は室町時代の応永年間です。

❶西堂寺六角堂が建てられたきっかけ

西堂寺六角堂が建てられたきっかけは、応永の頃に江崎湾で投身した長者の娘の菩提を弔うためです。娘の母親は、漁師の網にかかった仏像を娘の化身と信じ、尼になりお堂を建てました。その後、江戸時代の元禄になり、現在の六角堂が建て替えられました。

❷浮島西堂寺と呼ばれる理由とは?

浮島西堂寺と呼ばれる理由は、地元の江崎湾に突き出た岬の先端に建つ姿がまるで海の上に浮いているように見えるからです。ただし実際は入江の中の運河のような場所にあります。江崎大漁橋のすぐ正面にあり、橋の上から全景を眺めることができます。

④衣毘須神社へのアクセス情報

こちらでは衣毘須神社へのアクセス情報について詳しくご紹介します。衣毘須神社の住所は「島根県益田市小浜町630」です。

❶益田市役所から衣毘須神社への車でお越しのルート

益田市役所(島根県益田市常盤町1-1) ⇒ 県道310号 ⇒ 国道191号 ⇒ 衣毘須神社

総移動距離は約12.2 km、移動時間は約22 分で着きます。

衣毘須神社 まとめ

今回は、島根県衣毘須神社・干潮時じゃないと渡れない珍しい神社についてご紹介しました。島根県にある衣毘須神社は、満潮時と干潮時で2つの顔を持つ珍しい神社です。満潮時には透き通った美しい海を見ることができます。また干潮時には白い砂浜の参道が現れ観光客を神社まで導いてくれます。非常にユニークな神社なので、一度訪れる価値ありです。島根県を訪れた時には、ぜひ衣毘須神社にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

衣毘須神社 | 島根県益田市観光公式サイト

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