静岡県伊東市のかんのん浜には、自然の神秘が作った奇岩があります。その奇岩は「ポットホール」と呼ばれる深い穴の中で、約4000年の時を経て作られたといわれています。世界的にも非常に珍しくかなりのレアケースです。そのため現在では伊東市の市指定天然記念物にも指定されました。またこの奇岩の周辺には絶壁に架けられている2つのスリル満点のつり橋があります。今回は、静岡県かんのん浜・自然の神秘が作った奇岩「真ん丸岩」について詳しくご紹介します。
① 自然が作り出した「まんまる岩」かんのん浜のポットホール‼︎
かんのん浜のポットホールとは、静岡県伊東市八幡野のかんのん浜にある甌穴(おうけつ)のことです。甌穴とは、固い岩石の表面にドリルで削ったような円筒形の深い穴のことです。ポットホールは別名「かめ穴」とも呼ばれます。
❶かんのん浜のポットホールの特徴
かんのん浜のポットホールの特徴は、1.2mの穴の中に、表面がきれいに削られた岩石が直径約0.7mの球体のままで残っていることです。このような現象はかなりレアケースといわれています。この岩石の球体のことを地元では「真ん丸岩」と呼んでいます。写真では小さく見えますが近くに行けばかなり大きく感じると思います。
❷「まん丸岩」はどんな場所にあるのか?
▲駐車場から林の中を通り海岸に出ます。
▲看板を確認したらその場所を曲がって岩場まで向かいます。
「真ん丸岩」がある場所は、かんのん浜の立札がある場所から岸壁に向かって歩き、松の木がある場所を目指します。その高台に登り、見下ろすと「ポットホール」の中に「真ん丸岩」があります。
❸「まん丸岩」を見学する時の注意点
「真ん丸岩」を見学に行く時には、波が高い時、満潮時は危険なので止めた方がよいでしょう。また子連れも危険です。崖が滑りやすいので、足場が悪い場所でも動ける方でないと見学はおすすめできません。
▲Googleマップが正確な場所を示していない可能性があるので注意しながら安全に探してみてください。
②【門脇つり橋】海沿いのハイキングコース内にある絶景吊り橋‼︎
門脇つり橋とは、静岡県伊東市の城ヶ崎海岸に架かるつり橋のことです。門脇つり橋の読み方は「かどわきつりばし」と読みます。場所は「ぼら納屋」と「海洋公園」を結ぶ全長約3kmのハイキングコース「城ヶ崎ピクニカルコース」の中間点の「半四郎落し」と「門脇岬」の間の海蝕洞(かいしょくどう)に架かっています。橋のサイズは長さ48m、高さ23mです。門脇つり橋はこれまで、サスペンスドラマの撮影にもよく使われており、スリルを味わえる絶景スポットとしても有名です。
門脇埼灯台とは?
門脇埼灯台とは、静岡県伊東市富戸の城ヶ崎海岸の門脇崎にある灯台のことです。門脇埼灯台の読み方は「かどわきざきとうだい」と読みます。1960年に開業、高さ24.9m、標高44mで、33.3km先の沖合まで照らすことができます。現在の灯台は2代目で、平成7年から現在の灯台に変わりました。展望台は観光客に解放されており、無料で眺望することができます。展望台からは伊豆七島や天城連山までを見渡すことが可能です。
③【橋立吊橋】長さ60m、高さ18m程よいスリルを味わえる絶景吊り橋‼︎
橋立吊橋とは、静岡県伊東市八幡野に架かるつり橋のことです。橋立吊橋の読み方は「はしだてつりばし」と読みます。橋立吊橋の名前の由来は、溶岩が固まってできた柱状の「橋立」に架かっていることから名づけられました。太平洋を一望できる風光明媚な場所にあります。サイズは長さ60m、高さ18mの吊り橋です。場所は門脇吊橋から5km程南下したところに架けられています。火サスのつり橋としても有名で、渡っているとかなり揺れるのでスリル満点です。
▲吊り橋を迂回するルートもあり、橋を撮影することができます。高所が苦手な人でも安心です。
▲長さ60m、高さ18mもあるので吊り橋の真下を見ればスリル満点です。
❶ 【大淀小淀】自然が作り出した天然のプール‼︎
大淀小淀とは、静岡県伊東市富戸八幡野の城ケ崎海岸沿いにある大小2つの潮溜りのことです。大淀小淀の読み方は「おおよどこよど」と読みます。潮溜りとは、干潮時に磯の岩礁のくぼみにできた海水の水たまりのことです。大淀とは大きな潮溜まりのことで、小淀とは小さな潮溜まりのことです。場所は海側から見ると、橋立吊橋の右手前にあります。水はきれいですが、干潮時じゃないと波が来て危険です。干潮時には、取り残されたイワシ・メジナ・ギンポ・ニシキベラ・サバ・カンパチ・アジ・クラゲなど海の生物が泳いでいます。また岩礁は柱状節理というマグマが冷却固結する時に、収縮して柱状の割れ目になったことで、まるでタイルを敷き詰めたようなユニークな岩肌です。
❷【対島の滝】たまに現れる幻の滝‼︎
対島の滝とは、静岡県伊東市八幡野の城ヶ崎海岸にある滝のことです。対島の滝の読み方は「たじまのたき」と読みます。名前の由来は対馬川の水が流れて滝になっていることから対島の滝と名づけられました。特徴は城ヶ崎海岸の断崖絶壁から直接海に水が流れ落ちる珍しい海岸瀑(かいがんばく)であることです。ただし対島川は水量が少ない川なので、大雨の後でないと対島の滝は見れません。そのため「幻の滝」とも呼ばれています。
▲対馬川の水量が多くなれば滝が現れます。
④静岡県伊東市の城ヶ崎海岸へのアクセス情報
こちらでは静岡県伊東市の城ヶ崎海岸へのアクセス情報について詳しくご紹介します。静岡県伊東市の城ヶ崎海岸の住所は「静岡県伊東市富戸~八幡野」です。
❶静岡県伊東市から城ヶ崎海岸へ車でお越しのルート
伊東市 ⇒ 国道135号線 ⇒ 城ヶ崎海岸 |
所要時間は約30分、総距離は約15.8kmです。
静岡県伊東市の海沿いのスポット まとめ
今回は、静岡県かんのん浜・自然の神秘が作った奇岩「真ん丸岩」についてご紹介しました。静岡県かんのん浜では、自然の力によって長い時間をかけて作られた、奇跡のような造形美を持つ奇岩「真ん丸岩」を見ることができます。「真ん丸岩」は現在でも「ポットホール」の中で、波の力でゴロゴロと動き回っている不思議な岩です。また「真ん丸岩」の周辺には、見どころ満載の観光スポットがあります。静岡県を訪れた時には、ぜひかんのん浜にある奇岩「真ん丸岩」をご覧になることをおすすめします。
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