和歌山県【橋杭岩】自然が作り出した神秘のアートと本州最南端の地を巡る旅

自然が作り出した奇岩群として有名なのが「橋杭岩」です。沖にある大島に向かってきれいに一直線に伸びていることから夕暮れ時に見ると絶景です。まるで神々が作ったのではないかと思うほど神聖な気持ちになります。また橋杭岩の周辺には、本州最南端にまつわるさまざまな絶景ポイントがあるので観光におすすめです。今回は、自然が作り出した奇岩群『橋杭岩』と本州最南端の地を巡る旅について詳しくご紹介します。

①【橋杭岩】自然が作り出した奇岩群‼︎

【橋杭岩】自然が作り出した奇岩群

橋杭岩とは、和歌山県東牟婁郡串本町にある奇岩群のことです。奇岩群とは、奇怪な形をした岩の集まりのことです。橋杭岩の読み方は「はしぐいいわ」と読みます。橋杭岩の名前の由来は、海面からそそり立った岩の柱が規則的な並び方をして、まるで橋の杭に似ていることから名付けられました。橋の杭とは、橋の脚のことです。

❶奇岩群はどのようにできたのか?

奇岩群はどのようにできたのか?

奇岩群は打ち寄せる波や風雨によって、長い年月をかけて岩が削られて、岩の硬い部分だけが残ったことでできました。

❷橋杭岩はどれくらいの規模なのか?

橋杭岩は海岸側の串本から、沖にある大島に向かって大小40個の岩の柱が約850mにわたって続いています。

❸橋杭岩にまつわる伝説を解説‼︎

橋杭岩には弘法大師にまつわる伝説があります。昔々、弘法大師と天邪鬼(あまのじゃく)が旅の途中に串本までやって来ました。弘法大師は大島の人たちが橋がなく困っていることを聞いて、一晩のうちに岩で造った橋を架けてやろうとします。ところが普段から弘法大師のことを苦々しく思っていた天邪鬼は弘法大師の邪魔をするためにニワトリの鳴き声をして弘法大師に朝がきたと騙します。弘法大師は天邪鬼に騙されてしまい橋造りを途中でやめてしまいました。そのため現在でも橋杭岩は大島の途中までしか続いていないという話です。

❹「くしもと橋杭岩」隣接された道の駅‼︎

橋杭岩の近くには、道の駅「くしもと橋杭岩」が併設されています。お食事、おみやげ、トイレなどが利用でき、橋杭岩の絶景を眺めながら休憩することができます。

➁【潮岬】水平線がくっきり見える本州最南端の地‼︎

潮岬とは、和歌山県東牟婁郡串本町にある岬のことです。潮岬の読み方は「しおのみさき」と読みます。潮岬は太平洋に面した岬で本州最南端にあります。ただし正確には潮岬南端部にある「クレ崎」という岩礁が本州最南端の岬です。太平洋の水平線がはっきり見えることから「日本の朝日夕陽百選」に選ばれており、朝日と夕日の鑑賞スポットです。実際の潮岬は結構険しい岩場なので立ち入る時には注意しましょう。

【潮岬】水平線がくっきり見える本州最南端の地

▲実際の本州最南端部は岩礁の上なので足場などなども悪く、満潮時や高波の時は波が被ることもあるので危険が伴います。

❶【望楼の芝】10万㎡の広大な芝生!!

潮岬には、約10万㎡の広大な芝生「望楼の芝(ぼうろうのしば)」があります。望楼の芝の名前の由来は、昔日本海軍の望楼(見張り櫓)があったからです。土産物店が並ぶ観光地で、期間限定でキャンプができます。また家族連れでピクニックができたり、散歩などもできます。

❷潮岬の気温について

潮岬の気温は、年間の平均気温が約17℃、冬の時期でも平均気温が約8℃で比較的温暖です。緯度は東京の八丈島とほぼ同じ位置にあることから、年間を通して過ごしやすく暮らせます。

➂【潮岬観光タワー】海抜100mの360℃見渡せる絶景スポット‼︎

【潮岬観光タワー】海抜100mの360℃見渡せる絶景スポット

潮岬観光タワーとは和歌山県東牟婁郡串本町潮岬にある展望塔のことです。昭和35年(1960年}の開業で、全高37m、海抜からは100mの高さにある7階建ての円筒形のビルです。7階の展望台は海抜100m地点にあるので、太平洋・潮岬灯台・大島・望楼の芝などを360度見渡すことができ絶景を堪能できます。ちなみに大人の入場者には串本町観光協会が発行する「本州最南端訪問証明書」がプレゼントでもらえます。

④【潮岬灯台の見える駐車場】海岸に降りられる穴場スポット‼︎

潮岬灯台の近くには潮岬灯台駐車場があります。有料ですが50台駐車することができます。高台の上に立つ潮岬灯台の姿を目の前で見ることが可能です。潮岬灯台駐車場からは海岸へ降りることもできます。

⑤潮岬周辺のイベント情報

こちらでは潮岬周辺のイベント情報について詳しくご紹介します。

❶本州最南端の火祭り

本州最南端の火祭りとは、望楼の芝の約10万㎡の枯れた芝生を一気に焼く祭りのことです。もともとは害虫駆除が目的でしたが、広大な芝生を一気に焼くことから多くの人が訪れるようになりイベントになりました。本州最南端の火祭りは、潮岬から590mの位置にある望楼の芝で毎年1月の最終土曜日に行われます。

⑥橋杭岩へのアクセス情報

こちらでは橋杭岩へのアクセス情報について詳しくご紹介します。橋杭岩の住所は「和歌山県東牟婁郡串本町橋杭 」です。

❶すさみ南ICから橋杭岩へ車でお越しのルート

すさみ南IC(和歌山県西牟婁郡すさみ町) ⇒ 一般道 ⇒ 熊野街道 ⇒ 橋杭岩 

まとめ ドライブコースとしておすすめです‼︎

今回は、自然が作り出した奇岩群『橋杭岩』と本州最南端の地を巡る旅についてご紹介しました。橋杭岩は奇岩群ですが、日の出と日の入りは超絶景スポットです。日の出には真っ暗な空がだんだんと東の空からオレンジ色をおび、眩いばかりの朝日を眺めることができます。逆に日の入りにはオレンジ色に染まった空が、刻々と暗闇に包まれて、最後には真っ暗闇になります。どちらも一生忘れられないくらいに美しい情景を見ることが可能です。また、橋杭岩の近くにある潮岬、潮岬観光タワーなども見どころ満載です。昼間に橋杭岩の道の駅で買い物したり、磯遊びして、潮岬で夕日を見る‼︎これは最高のドライブになることでしょう。もし和歌山県を訪れた時には、ぜひ橋杭岩と本州最南端の地を訪れてみてはいかがでしょうか。

▲橋杭岩

わかやま観光 橋杭岩
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▲公式サイト

▲潮岬 本州最南端の碑

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