「メグロK3」というバイクをご存知だろうか?バイクに詳しい方なら思わず身を乗り出したくなる名前でしょう。それほど「メグロ」とは、本物のバイクファンには神格化された伝説のバイクです。では、メグロK3とは一体どんなバイクなのでしょうか。今回は、メグロK3とは・神格化されたバイク「メグロK3」について徹底解説します。

メグロK3】とはどのようなバイクか?

メグロK3とはバイクメーカー「カワサキ」が発売したバイクのことです。発表は2020年の11月、発売は2021年2月1日です。正式名称は「MEGURO K3」といいます。メグロK3はかつて日本初のスポーツバイクとして存在した「メグロ(MEGURO)」のブランド名を冠しているバイクです。そのためバイクファンの間で、あっという間に話題になり完売しました。また2024年に「MEGURO K3」の最新モデルが発売されることが発表されています。

なぜメグロは復活したのか?

▲メガネのロゴマークは健在です。

一体なぜ、令和の時代にメグロは復活したのでしょうか?メグロが復活した大きな理由は「2024年」に関係があります。こちらではメグロが復活した3つの理由についてご紹介します。

❶創業100年目だから

1つ目の理由は2024年が目黒製作所が創業から100年目の節目だからです。目黒製作所とはかつて「メグロシリーズ」をつくっていたバイクメーカーのことです。目黒製作所はアジア初のバイクメーカーとして1924年(大正13年)に創業しました。実は目黒製作所は、現在世界的バイクメーカーになったホンダよりも22年も早くバイクをつくっているバイクメーカーです。

❷統合されてから60年目だから

2つ目の理由は2024年が目黒製作所がカワサキに統合されてから60年目の節目に当たるからです。目黒製作所のつくるバイクは当時から圧倒的なハイスペックバイクでした。バイクの耐久レースで上位を独占し、白バイにも採用されていたほどです。ところが「速い・安い・オシャレ(都会的)」をかかげるホンダやスズキといった後発メーカーに追い上げられ売り上げで負けてしまいます。つまり目黒製作所がつくるバイクとは真逆のバイクが売れる時代になったということです。そのため目黒製作所は1964年にカワサキ(当時の川崎航空機工業)に吸収合併され経営統合されてしまいます。この年を最後に目黒製作所の名前はバイクの歴史から消滅しました。

❸ユーザーの価値観が変わってきたから

3つ目の理由はユーザーの価値観が変わってきたからです。現在日本のバイクは「近未来的なデザイン」「機能性を重視したスペック」「低炭素化」などにシフトしてきました。そのためユーザーからみると利便性が高く、スマートで、デメリットがほとんどない優等生のようなバイクです。ところが裏を返すと、愛着が湧くバイクではなくなりました。そこで登場したのが60年前に姿を消した「メグロブランド」を冠したバイクです。メグロK3は現在のバイクとは真逆で、スペック度外視、見た目昭和テイスト満載、しかも「漢気」あふれるバイクでした。メグロK3をみた、本格派のバイクユーザーは現在メグロK3に相当期待値が上っています。つまりメグロK3は令和の時代が求めるバイクのカタチだったのです。以上、3つの理由からメグロK3は復活したのではないかといわれています。

メグロK3の基本情報

こちらではメグロK3の基本情報についてご紹介します。

❶メグロK3の基本コンセプト

メグロK3の基本コンセプトは、1960年に発売されたメグロK(スタミナK1)、1965年に発売されたカワサキメグロK2の後継モデルであることです。

❷メグロK3の外観

メグロK3の外観はクラシカルな造形にこだわっています。1960年代のスポーツバイクのテイストを踏襲しています。全体的に重厚な雰囲気が漂い、圧倒的な存在感がある外観です。

▲丁寧に作られたクロムパーツが高級感やレトロ感を醸し出しており、とてもおしゃれなバイクです。

❸メグロK3のベースモデル

メグロK3のベースモデルはカワサキ W800です。簡単にいうと、メグロK3はカワサキ W800のスタンダードモデルに、メグロシリーズの外観を搭載しているバイクになります。そのため中身はW800そのもので、W800の上位モデルという位置づけです。ただし「Wシリーズ」そのものが、1960年に発売されたメグロK(スタミナK1)をベースモデルとしています。つまりメグロシリーズは、60年ぶりにいきなり復活したわけではなく、カワサキのWシリーズの中でブランドを変えて脈々と生き続けてきたということです。

メグロK3に乗った人の感想

こちらではメグロK3に乗った人の感想についてご紹介します。

①ディティールのこだわりが良い。
②ストリートやカフェに行きたい。
③ポジションがよく、乗りやすい。
④足つき性はかなり良好。
⑤自分にとって新しいバイクの楽しみ方に気づかせてくれた。
⑥エンジンの躍動感が伝わって気持ちがいい。

メグロK3のスペックや価格

こちらではメグロK3のスペックや価格についてご紹介します。

〇スペック

型式8BL-EJ800E
全長(mm)2190
全幅(mm)925
全高(mm)1130
車両重量(kg)227
燃料消費率(km/L)30.0
シリンダー配列並列(直列)
冷却方式空冷
排気量(cc)773
満タン航続距離450.0

新車の価格はメーカー希望小売価格 1,397,000円です。

Kawasaki MEGURO K3 | レトロモダン | オリジナルアイコン
MEGURO K3は、クラシカルなブラック塗装、メグロのエンブレムを装着した銀鏡塗装タンク、ワイドでアップライトなハンドルバー、質感の高いシートなどを採用し、最新の走行性能と歴史を感じさせる品格を両立させています。

▲公式サイト

まとめ

今回は、メグロK3とは・神格化されたバイク「メグロK3」についてご紹介しました。メグロK3はクラシックなデザインで、しかも細部までのこだわりが強いバイクです。また乗ってみると、力強いトルクと躍動感あふれるサウンドを楽しむことができます。もしメグロK3に興味を感じた方は、ぜひ一度メグロK3に試乗してみることをおすすめします。

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