日本史で有名な城が「小田原城」です。戦国時代には難攻不落の城として、多くの戦国武将から恐れられていた名城です。天守閣は敵軍をすばやく察知できるように遠方まで見渡せる高さに造られています。そのため天守閣からの眺めは一度は見ておきたい絶景です。今回は、神奈川県小田原城・難攻不落の小田原城の天守閣から見た絶景について詳しくご紹介します。
①【小田原城】とはどんなお城なの?
小田原城とは、神奈川県小田原市にある城のことです。小田原城の読み方は「おだわらじょう」と読みます。小田原城の別名は「小峯城(小峰城)」「小早川城(小早川館)」といいます。
❶小田原城の歴史
こちらでは小田原城の歴史について簡単にご説明します。
①室町時代の享徳3年に、大森実頼によって八幡山に小田原城が築城される
②応仁の乱以降の明応4年に、大森藤頼から伊勢宗瑞(北条早雲)が小田原城を奪う
③安土桃山時代の天正18年に、豊臣秀吉との戦に敗れ北条氏が滅亡する
同年、徳川家康の家臣大久保忠世が小田原の城主になる
④その後江戸時代には城主がなんども入れかわる
⑤明治3年に、小田原城が廃城となり、天守閣は払い下げられ解体される
⑥昭和35年に天守閣が再建される
そのため現在の小田原城は、戦国時代から現存する城ではなく再建された新しい城です。
❷小田原城址公園とは?
小田原城址公園とは、小田原城内にある公園のことです。小田原城址公園の読み方は「おだわらじょうしこうえん」と読みます。小田原城址公園には、小田原城歴史見聞館、こども遊園地、小田原市立図書館、小田原市郷土文化館などがあります。
❸四季を彩るさまざまな花や植物が植えられている‼︎
小田原城址公園内には、四季を彩るさまざまな花や植物が植えられています。主な花や植物は次の通りです。
①春は桜・藤・つつじ
②夏は紫陽花(あじさい)・花菖蒲(はなしょうぶ)・蓮
③秋は紅葉・キンモクセイ・シュウメイギク
④冬は菊・椿・山茶花(さざんか)・梅
❹【こども遊園地】ノスタルジックなプチ遊園地‼︎
こども遊園地とは、小田原城址公園にある幼児向けの遊園地のことです。豆汽車、バッテリーカー、自動遊器具などがあり、1回100円以下で遊ぶことができます。小さくて、昭和時代の雰囲気が漂うノスタルジックな遊園地です。
❺小田原動物園の閉園
小田原動物園とは小田原城址公園内にあった動物園のことです。小田原動物園は平成17年から飼育動物の譲渡を進めてきました。最後に残ったニホンザル7頭は茨城県の東筑波ユートピアへ譲渡されました。そのため現在は閉園されています。
▲現在は広場になっており春には桜が綺麗でお花見スポットとなっています。
❻360度の大パノラマを楽しめる天守閣からの景色
小田原城の天守閣は、小田原市制20周年記念事業として昭和35年に再建された小田原市のシンボル的存在です。再建された天守閣は、標高約60mの位置にあります。そのため相模湾、房総半島、伊豆大島、三浦半島の山々、小田原の街並みなどを一望でき、360度の大パノラマを楽しむことができます。天守閣からの眺めは一度は見ておきたい絶景です。
▲こちらの階段を上り城の中を登ると天守閣に到着します。
❼常盤木門SAMURAI館
常盤木門(ときわぎもん)SAMURAI館とは、小田原城址公園内にある展示館のことです。本丸広場の常盤木門2階展示室にあります。常盤木門SAMURAI館では、甲冑(かっちゅう)や刀剣などの武具に特化した展示が行われています。当時の甲冑や刀剣などに興味がある方にはおすすめの施設です。
❽甲冑着付け体験ができる
小田原城では、甲冑着付け体験ができます。体験をするには、小田原城址公園本丸広場 常盤木門1階で着付けができます。兜・鎧・着物・刀・忍者衣装を借りることができ、武士・お姫様・忍者にコスプレすることが可能です。
❾小田原城NINJA館
小田原城では、忍者を遊びながら学べる場所があります。その場所は小田原城NINJA館です。小田原城NINJA館では、手動・デジタルアイテムで忍者を遊びながら学べ、楽しい時間を過ごすことができます。
❿お食事処「本丸茶屋」
お食事処「本丸茶屋」とは、元城主の北条氏にちなんだ料理を食べることができる和風食堂です。遠い戦国時代に思いをはせながら、お腹をいっぱいにすることができます。
➁小田原城へのアクセス情報
こちらでは小田原城へのアクセス情報について詳しくご紹介します。小田原城の住所は「神奈川県小田原市城内」です。
❶小田原駅から小田原城へ車でお越しのルート
小田原駅(神奈川県小田原市栄町1丁目2) ⇒ 県道73号線 ⇒ 小田原城
総移動距離は約626m、移動距離は約2分で着きます。
小田原城 まとめ
今回は、神奈川県小田原城・難攻不落の小田原城の天守閣から見た絶景についてご紹介しました。小田原城の天守閣からの眺めは絶景です。理由は標高約60mの位置にあり、視界をさえぎる物がなく、遠方まで十分見渡すことができるからです。また逆に、地上から眺める小田原城も素晴らしく美しく見ることができます。神奈川県を訪れた時には、小田原城に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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