【御射鹿池】鏡のような美しい池‼︎

こちらでは御射鹿池について詳しくご紹介します。御射鹿池とは、長野県の東部に位置する農業用池のことです。
ただし自然池ではなく、人工池です。御射鹿池は、八ヶ岳中信高原国定公園の中にあります。御射鹿池の読み方は「みしゃかいけ」と読みます。その美しさから農林水産省の「ため池百選」にも選ばれているほどです。春は優しい新緑、夏は力強い濃い緑、秋はカラマツが黄色に染まり、冬は一面の銀世界になります。御射鹿池の冬は葉が落ちた木々にどっさりと雪が積もっています。時期によっては湖面が凍結していることもあるので、光の反射によるリフレクションは見られないかもしれません。御射鹿池の冬はもの悲しさの中にも心洗われるような真っ白な雪景色を見ることができるでしょう。


▲夏は強い日差しに青々した木々の緑が良く映える。風が吹いていなければ鏡張りの美しい景色が楽しめる!!

▲この場所は豪雪地帯のため冬は一面銀世界の絶景になる。真冬は池の水も凍ってしまうので鏡張りの風景が見られない。


▲ご覧のように冬は他の時期と比べてアクセスが困難になる可能性があるので道路状況などの確認が必要。

人気のスポットになった理由とは?

御射鹿池が観光スポットになった理由は、大きく分けて2つの理由があります。1つの目の理由は1972年(昭和47年)に、日本画家東山魁夷(ひがしやまかいい)が描いた「緑響く」のモチーフになった場所だからです。「緑響く」は、代表作「道」とともに、印象的な緑や青色を使った「東山ブルー」というタッチが使われています。「東山ブルー」は、その後世界中の人の心を魅了し続けることになりました。2つの理由は2006年頃から放送されたシャープのアクオスのテレビコマーシャルです。女優の吉永小百合さんが、東山魁夷の「緑の声」のイメージの中で白馬と佇むシーンが話題になりました。吉永小百合さんが日本画の中に白馬と歩く幻想的なシーンを見ています。この2つの理由から、最初はただの農業用池だった御射鹿池が大きく注目されるようになります。その後、観光スポットとして徐々に観光客が訪れ始め、外国人も多く訪れるようになりました。

御射鹿池の名前の由来

御射鹿池の名前の由来は、諏訪大社に伝わる神事からとられています。御射鹿池のある場所は、もともとは諏訪大社に伝わる神事「御射山御狩神事」の舞台となった場所です。鹿を射るという神事から、御射鹿池と名づけられました。

御射鹿池が造られた歴史

御射鹿池が造られた歴史は、江戸時代に感謝します。現在の御射鹿池がある場所は、標高1,500mを超える高地です。江戸時代、地域の農家が農業用水を確保するために横山渓谷に水路を作りました。標高が高すぎて、水が冷たく思うように作品が育ちません。そして昭和8年、作品の収穫量を上げるために、水をかけて暖めておく農業用池として御射鹿池が造られます。

御射鹿池の地理や深さ

面積はおよそ0.1ha、深さはおよそ7mです。面積0.1haを畳に例えるとおよそ畳600枚くらいです。深さおよそ7mは、サッカーゴールの横幅くらいあります。

御射鹿池へのアクセス情報

御射鹿池の住所は長野県茅野市豊平奥蓼科です。

❶車でのアクセス

御射鹿池へ車でのアクセスは諏訪ICからおよそ18kmの場所にあり、およそ30分でございます。ただし冬場は、路面が凍結している場合もあります。冬場に車で来られる方は十分な路面の滑りに注意することをおすすめします。

❷公共交通機関でのアクセス

公共交通機関でのアクセスは、JR茅野駅で下車 ⇒ アルピコ交通(奥蓼科渋の湯線:45分)で明治温泉入口バス停で下車することで大丈夫です。御射鹿池の駐車場には、普通車31台、大型バス5台分を停めることができます。

御射鹿池の眺め方のマナーについて

現在、御射鹿池の周辺には立ち入り禁止フェンスが設置されております。最初は立ち入り禁止観光フェンスはありませんでしたが、スポットとして有名になったことから観光客の安全を考えて設置されています。御射鹿池を眺める時のマナーは、必ず立ち入り禁止フェンス越しからご覧ください。フェンス内に入ると、非常に危険です。

まとめ

今回は、まるで水鏡のような美しい池・緑響く御射鹿池についてご紹介しました。御射鹿池は「緑響く」のモチーフになったことで、吉永小百合さんのテレビコマーシャルになったことで、多くの人たちに知られるようになりました。最初はほとんど人が来る場所ではなかったのですが、現在は日本国内と海外から多くの観光客が訪れる観光スポットになりました。御射鹿池は幻想的な雰囲気に浸れるスポットです。長野を訪れた時は、ぜひ御射鹿池に寄ってみることをおすすめします。御射鹿池の眺めは幻想的な光景です水面は鏡のように透明で美しく透き通っています。その透き通った水面に、周囲の木々、山々の風景が逆さに映り込みます。そして「緑響く」の世界の中に入ったように、幻想的な光景を見ることができます。御射鹿池の一番の見頃の時間帯は早朝と夕方です。見頃の時期は新緑の初夏、紅葉の秋です。


▲「笹原の溜池」こちらも美しい溜池ですが一面フェンスが囲われており近くに行くことができません。


▲「乙女滝」落差30mの豪快な滝です。水しぶきがミスト状に降り注ぎマイナスイオンを感じられます。

▲御射鹿池

御射鹿池(みしゃかいけ) | 茅野観光ナビ

▲公式サイト

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