青木ヶ原樹海といえば「自殺の名所」といわれています。理由は、樹海の中に一度迷い込んだら二度とでてこれないといわれているからです。これがもし事実だとしたら、普通の人なら絶対に近寄りたくない場所です。ところで実際の青木ヶ原樹海は、一般的なイメージとは異なり、結構観光地化しているといわれています。それは本当でしょうか?今回は、青木ヶ原樹海の真実とウソ・一度迷い込んだら二度と出てこれないのかについて詳しくご紹介します。

①【青木ヶ原 樹海】について解説‼︎

【青木ヶ原 樹海】について解説

青木ヶ原とは、富士山から見ると北西部に位置する一帯のことです。具体的には山梨県富士河口湖町から鳴沢村にまたがっている地域です。青木ヶ原の読み方は「あおきがはら」と読みます。青木ヶ原は通称「青木ヶ原樹海」、または「富士の樹海」と呼ばれています。樹海と呼ばれる理由は、高台から見下ろした時に風が吹くと、木々がまるで海原の波のようにうねるからです。

❶なぜ「自殺の名所」といわれているのか?

青木ヶ原樹海はよく「自殺の名所」といわれています。その理由は、テレビドラマで青木ヶ原内で自殺するシーンがあったからです。きっかけは1973年にNHKで放送された松本清張原作の「波の塔」です。このドラマで青木ヶ原内で自殺するシーンがあったことから、自殺の名所というイメージが日本人につきました。ただし本当の理由は、この後テレビで「青木ヶ原は自殺の名所」であると何度も放送したことから自殺の名所というイメージが刷り込まれ現在に至っています。

❷青木ヶ原ではどれくらいの自殺者がでているのか?

青木ヶ原は自殺の名所といわれていますが、毎年どれくらいの方が亡くなられているのでしょうか?青木ヶ原での自殺者は多くて、年間数十人程度です。ただし現在は以前よりかなり減って年間30人以下だといわれています。

❸実際の青木ヶ原とは?

実際の青木ヶ原とは?

実際の青木ヶ原は、自殺の名所を思わせるような危険な場所ではありません。キャンプ場、展望台、風穴、氷穴、遊歩道などがあり観光地化がすすんでいます。普通にガイド付きのツアーも行われています。また樹海は一見広そうに見えますが、実際は4km四方くらいしかありません。もし迷っても理論上は一方向に向かって歩いていると外にでてしまいます。極めつけは樹海の中では携帯電話が使えるので、迷ってもすぐに助けが来てくれます。またコンパスも普通に使うことが可能です。とは言え、樹海の地面はゴツゴツした溶岩で構成されているので足場が悪いです。遊歩道から絶対に出ないで通常の登山の装備で散策しましょう。

➁【竜宮洞穴】神秘的な超絶景スポット‼︎

竜宮洞穴とは青木ヶ原樹海の中にある洞穴のことです。竜宮洞穴の読み方は「りゅうぐうどうけつ」と読みます。正確な場所は富士河口湖町の西湖の南東にある一般道から樹海散策路に入り5分ほど歩いたところにあります。神聖な空気が漂う、とても神秘的なスポットです。洞窟自体は全長60mほどあります。現在は崩落が激しいため立ち入り禁止です。

➂【大室山のブナ林】山岳ガイドと行く手付かずの森‼︎

大室山のブナ林とは山梨県南都留郡富士河口湖町にある大室山の山麓にあるブナ林のことです。大室山のブナ林は通称「ブナ広場」と呼ばれています。大室山のブナ林も青木ヶ原樹海の一部です。ところで大室山には登山道が整備されていないので標識などはありません。そのため登山者には読図とコンパスの知識が必要になります。初心者が登山するには、基本的に山岳ガイドか、経験者と一緒に登ることをおすすめします。

④富士風穴とは?

富士風穴とは大室山の麓にある空洞のことです。富士風穴の読み方は「ふじふうけつ」と読みます。穴の大きさは長さ230m以上、幅5〜10m、天井は平均5mです。現在も一般公開はされておらず、穴の中に入ることはできません。こちらも見学するには山岳ガイドが必要です。

⑤【西湖】リフレクション富士を楽しめる湖‼︎

【西湖】リフレクション富士を楽しめる湖

西湖とは山梨県南都留郡富士河口湖町にある富士五湖の中の湖のことです。西湖の読み方は「さいこ」と読みます。面積は富士五湖の中では4番目の大きさの湖です。西湖は南東を青木ヶ原樹海に囲まれていることから神秘的な魅力を醸し出しています。

⑥鳴沢溶岩樹型とは?

鳴沢溶岩樹型とは?

鳴沢熔岩樹型とは、鳴沢村の青木ヶ原樹海の中にある熔岩樹型のことです。鳴沢熔岩樹型の読み方は「なるさわようがんじゅけい」と読みます。熔岩樹型とは、溶岩が固まる時に取り込んだ立木や倒木が燃え尽きてしまい、中身が空洞になり竪穴や横穴になったものです。鳴沢村の青木ヶ原樹海には12個ほどの溶岩樹型が密集しています。くっきりと樹木の跡が溶岩後に残っているのがわかり、なかなか雰囲気があります。

⑦青木ヶ原へのアクセス情報

こちらでは青木ヶ原へのアクセス情報について詳しくご紹介します。青木ヶ原の住所は「山梨県南都留郡富士河口湖町鳴沢」です。

❶河口湖ICから青木ヶ原へ車でお越しのルート

河口湖IC下り出口(山梨県南都留郡富士河口湖町船津) ⇒ 一般道 ⇒ 青木ヶ原

総距離約12.6km、移動時間約18分で着きます。

青木ヶ原樹海 まとめ

今回は、青木ヶ原樹海の真実とウソ・一度迷い込んだら二度と出てこれないのかについてご紹介しました。一般的に現在でも青木ヶ原樹海は「自殺の名所」といわれています。ところが実際はまったく違います。実は青木ヶ原樹海の中には村があり、70軒以上の民家が軒を連ね、その中の10軒ほどは青木ヶ原樹海の観光用の民宿を営んでいるのが真実です。また青木ヶ原樹海はコンパスもGPSも持たずに30分も歩くと外にでてしまうそんな場所です。つまり青木ヶ原樹海とは、イメージと違い安全な観光地です。山梨県を訪れた時には、ぜひ青木ヶ原樹海に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

青木ヶ原樹海|富士の麓に広がる原始林
青木ヶ原樹海は山梨県富士河口湖町にあり、溶岩流の上に形成された、世にも珍しい原生林です。樹海の成り立ちや生態について、解説付きで楽しめるネイチャーガイドツアーも各団体によって行われています。

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