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伝統的な合掌造り工法で造られた民家で構成された集落が「白川郷」です。
冬場は雪深い豪雪地帯ですが、夏場は新緑の木々や美しい花々が咲き誇る自然豊かな場所です。
白川郷には日本の原風景ともいえる合掌造りの民家が今も約100棟以上も大切に残されています。
そのためここに来ると、まるで昔話の世界にでもタイムスリップしたかのような感覚に浸ることができます。
では、白川郷とは一体どんなところでしょうか?
今回は、岐阜県白川郷・世界遺産になった日本の原風景・合掌造り集落白川郷について詳しくご紹介します。

①そもそも白川郷とは何か?


白川郷とは、岐阜県大野郡白川村にある合掌造り(がっしょうづくり)の集落のことです。
白川郷の読み方は「しらかわごう」と読みます。
地図上では、岐阜県の北西部の富山県と石川県に挟まれた場所にあります。
標高2,702mの白山の麓にある農山村集落で、冬は一面が雪に覆われる豪雪地帯です。
白川郷は1995年ユネスコに「白川郷・五箇山(ごかやま)の合掌造り」として世界文化遺産に登録されました。

世界遺産に登録されたことで、その後急激に観光客が増加することになります。
中でも訪日外国人観光客の増加は著しく、2018年の全観光客174万5000人のうち、約半数の81万4000人が訪日外国人観光客でした。
現在も白川郷は訪日外国人観光客に人気で大変混雑しています。

➁白川郷の歴史

白川郷が歴史の表舞台に出てきたのは、鎌倉初期に親鸞聖人の弟子の嘉念坊善俊が庄川沿いに浄土真宗を布教した頃からです。

❶白川郷が独自の文化を形成できた理由

白川郷が現在も残る独自の文化を形成できた理由は、豪雪地帯だったことと、自然が豊かだったこと、標高2,702mの白山の麓で他地域との交流が隔絶されていたこと、大家族制度が営まれていたことによります。

❷白川郷で合掌造りという独自の建築形態が誕生した理由

白川郷で合掌造りという独自の建築形態が誕生した理由は、豪雪地帯でも屋根に雪が積もりにくくするため、養蚕ができるように屋根裏に作業スペースを確保するための2つです。
白川郷は豪雪地帯なので、雪の重みで屋根が壊れることを防ぐ必要がありました。
またもともと農地が乏しい白川郷では貴重な現金収入として養蚕業が始まりました。

この2つの理由により白川郷では各民家が大型化して合掌造りの家が誕生し、独自の建築形態が発展していくことになります。
ちなみに白川郷に合掌造り工法が登場したのは、江戸時代の中期頃からです。

➂白川郷の観光スポット

こちらでは白川郷の観光スポットについてご紹介します。

❶荻町城跡展望台(おぎまちじょうあとてんぼうだい)


荻町城跡展望台とは、白川郷合掌造り集落を一望できる高台にある展望台のことです。
もともとは約400年前に内ケ島為氏の家臣、山下氏勝の居城だった場所に造られました。
現在は、駐車場になっており車で行くことができます。
荻町城跡展望台は合掌造りの集落を上から見渡せるマストスポットです。

❷であい橋


であい橋とは、せせらぎ公園駐車場と合掌造り集落を結ぶ吊り橋のことです。
コンクリート製ですが、白川郷の景観にマッチすることから撮影スポットとしても人気です。

❸合掌造り民家園


合掌造り民家園とは、白川村によって運営されている合掌造り民家見学用の野外博物館のことです。
もともとの目的は合掌造りの建築物、文化の保存のために始められました。
当時の暮らしや風景がそのままの状態で再現されています。

入園料は大人600円・小人400円・未就学児無料です。

❹和田家住宅


和田家住宅とは、白川郷最大規模の合掌造りの民家のことです。
江戸時代中期に建てられたもので、現在は「国指定重要文化財」になっています。
現在も和田さんが暮らされていますが、1階と2階が見学スペースとして観光客に開放されています。
実際に合掌造りの民家で暮らされている和田さん一家の暮らしを見学することが可能です。

❺三小屋(三連合掌)


三小屋とは、合掌造りの民家が3つ並んでいるスポットのことです。
合掌造りの民家がまるで三つ子のように並んでいることから「三連合掌」ともいわれています。
白川郷の中でもとくに人気の撮影スポットです。

④冬のライトアップ


白川郷では、冬場に期間限定でライトアップが行われます。
ライトアップが行われるのは1〜2月の特定日で合計6回です。
白川郷全体がライトアップする大掛かりなイベントになります。
ただし人気イベントのため混雑が予想されることから、現在は完全予約制です。
そのため予約なしに当日来ても参加はできません。

⑤アクセス情報

こちらでは白川郷へのアクセス情報についてご紹介します。
白川郷の住所は「岐阜県大野郡白川村荻町」です。

〇東京から白川郷へ車でお越しのルート

東京IC ⇒ 東名高速道路 ⇒ 海老名JCT ⇒ 首都圏中央連絡自動車道 ⇒ 八王子JCT ⇒ 中央自動車道 ⇒ 岡谷JCT ⇒ 長野自動車道 ⇒ 松本IC ⇒ 一般道 ⇒ 中ノ湯IC ⇒ 中部縦貫自動車道 ⇒ 平湯IC ⇒ 一般道 ⇒ 飛騨清見IC ⇒ 東海北陸自動車道 ⇒ 白川郷IC ⇒  白川郷

〇アクセスでの注意点

最近、一般観光客、訪日外国人観光客が増加傾向なので渋滞が予想されます。
できるだけ観光客が少ないシーズンに訪れることをおすすめします。

〇冬場に車で訪れる時の注意点
冬場の白川郷は豪雪が予想されます。
車で訪れる時には、4WDでスタッドレスタイヤ、またはカーチェーンの準備をしてから訪れることをおすすめします。

まとめ

今回は、岐阜県白川郷・世界遺産になった日本の原風景・合掌造り集落白川郷についてご紹介しました。
岐阜県白川郷は、四季が楽しめる観光スポットです。
春は雪解けとともに桜が咲き誇り、夏は田んぼに水が張り、秋は稲穂が黄金色に染まり、そして冬は合掌造りの屋根に雪が乗っている絶景を眺めることができます。
このように岐阜県白川郷は、四季折々の美しさを楽しむことができる集落です。
岐阜県を訪れた時には、ぜひ白川郷に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

▲白川郷

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