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標高700mの高台から大阪湾と神戸の街並みを一望できるのが「掬星台」です。
夜になるとその評価はさらに高まり、日本3大夜景スポットの1つに数えられています。
まるで宝石箱をひっくり返したような想像を絶する美しさを見ることができます。
今回は、兵庫県掬星台・標高700mから望む1000万ドルの夜景掬星台について詳しくご紹介します。

①日本三大夜景スポット【掬星台】とは?


掬星台とは、兵庫県神戸市摩耶山の山頂にある展望広場のことです。
掬星台は神戸屈指の夜景スポットです。
ここからは神戸・阪神間、大阪湾、紀伊半島、淡路島、四国に至るエリアをぐるっと遠くまで広く見渡すことができます。掬星台は北海道の函館山、長崎の稲佐山と並ぶ日本3大夜景の1つです。
アクセスは駅から摩耶ケーブルと摩耶ロープウェーを乗り継いで簡単に行くことが可能です。
車でも市街地から山道を走り掬星台まで駅から30〜40分で行けます。
駐車場からは約10〜15分くらい歩けば展望広場に着きます。
掬星台のトイレは清潔に保たれており、複数個所あることから待ち時間なく利用することが可能です。
展望台への階段は若干暗いので灯りがあった方が安心です。


▲当然神戸ポートタワーも見れます。

➁掬星台の歴史

こちらでは掬星台の歴史について詳しくご紹介します。

❶実は掬星台は高射砲陣地だった

現在、日本3大夜景スポットとしても有名な掬星台ですが、掬星台が造られた理由は高射砲陣地を造るためでした。
もともと掬星台の展望広場があった場所には、太郎坊山と次郎坊山という二つの小山がありました。
掬星台が高射砲陣地として造られたのは第二次大戦時です。
掬星台に高射砲陣地を造ったのは当時の帝国陸軍です。
帝国陸軍が太郎坊山と次郎坊山の2つの小山を削り、高射砲の陣地として使えるように現在のように真っ平にします。
これが掬星台の展望広場が真っ平な理由です。
高射砲陣地を造った目的はアメリカ軍の爆撃機B29を撃墜するためです。
当時、神戸や大阪の上空をB29や戦闘機グラマンが飛んでおり、各地に焼夷弾を落とし甚大な被害を出していました。
ところが掬星台に設置されたのは小型の高射砲でした。
そのため何発打っても弾が届かず、逆にB29に爆撃されたり、グラマンから機銃掃射されたりしてほとんど戦績を残せないまま終戦を迎えます。
現在でも西の山上の樹林の奥に、砲座や砲弾置場や兵舎跡の基礎が残されています。
ただし展望広場には、まったく当時の面影は残っていません。

❷奥摩耶遊園地として生まれ変わる

終戦まで、高射砲陣地だった掬星台ですが、戦後には奥摩耶遊園地として生まれ変わります。
奥摩耶遊園地は、神戸市の交通局が摩耶ロープウェーの開業に合わせて開発をした遊園地です。
今ではまったく面影はありませんが、マウントコースター・スケート場・野外ステージなどがありました。
摩耶山の中腹には旧「摩耶観光ホテル」も造られます。
ただし、阪神パークや宝塚ファミリーランドなどに太刀打ちできず、奥摩耶遊園地は1970年代初頭にはすべて姿を消します。
そして現在のように展望広場として再度生まれ変わりました。

➂掬星台の観光スポット

こちらでは掬星台の観光スポットについて詳しくご紹介します。

❶摩耶ビューテラス702

摩耶ビューテラス702とは、摩耶ロープウェー「星の駅」の駅舎内にあるカフェとアウトドアグッズのショップを併設した複合ショップのことです。
カフェでは軽食、スイーツ、ドリンクを飲んで一息つくことができます。

❷まやビューライン

まやビューラインとは、摩耶山のふもとから山頂までを結ぶケーブルカーとロープウェーのことです。
乗り方は摩耶山のふもとの駅から摩耶ケーブルに乗り、「虹の駅」で摩耶ロープウェーに乗り換え、一気に山頂まで昇るコースです。
ケーブルカーとロープウェーがかわいいので女子に大人気の観光乗物といわれています。

❸「摩耶(マヤ)遺跡」として廃虚ファンから絶大な人気

現在、摩耶山で人気沸騰しているのが「旧摩耶観光ホテル」です。
廃虚ファンの間で絶大な人気があり、旧摩耶観光ホテルは通称「廃虚の女王」と呼ばれています。
しかも廃虚ファンは、なんと旧摩耶観光ホテル周辺の廃墟跡地をまとめて「摩耶(マヤ)遺跡」と呼んでいます。
また現在、摩耶遺跡を巡る「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」も開催され、多くの廃虚ファンが訪れる廃墟スポットになりました。

④掬星台のお祭り・イベント

掬星台のお祭り・イベントには「摩耶詣祭~摩耶山春山開き〜」があります。
「摩耶詣祭~摩耶山春山開き~」とは、毎年旧暦二月初午の日(3月の最終週頃)に、場所は摩耶山天上寺と摩耶山掬星台で行われる、馬の息災と一家の無事繁栄を祈るお祭りです。

⑤アクセス情報

こちらでは掬星台へのアクセス情報についてご紹介します。
掬星台の住所は「兵庫県神戸市灘区摩耶山町2−2」です。

〇まやビューラインへのアクセス情報

JR「三ノ宮駅」・「新神戸駅」・「六甲道駅」より市バス18系統に乗車 ⇒ (約25分) ⇒ 「摩耶ケーブル下駅」下車

〇摩耶ケーブル駅から掬星台までのアクセス情報

摩耶ケーブル駅 ⇒ (約5分) ⇒ 虹の駅 ⇒  (約5分) ⇒ 星の駅 ⇒ 掬星台

〇車でJR三ノ宮駅から掬星台までのアクセス情報

JR三ノ宮駅 ⇒ 国道2号線 ⇒ 布引JCT ⇒ 天王谷IC ⇒ 有馬街道 ⇒ 西六甲ドライブウェイ ⇒ 奥摩耶ドライブウェイ ⇒ 摩耶山掬星台(約40~50分程度)

まとめ

今回は、兵庫県掬星台・標高700mから望む1000万ドルの夜景掬星台についてご紹介しました。
兵庫県掬星台は、神戸・阪神間、大阪湾、紀伊半島、淡路島、四国に至るエリアを一望できる日本3大夜景スポットです。
これまで掬星台の夜景は、カップル・家族連れ・観光客など多くの人たちを楽しませてきました。
これからも圧倒的なスケールで訪れた人たちをワクワクさせてくれることでしょう。
兵庫県を訪れた時には、ぜひ掬星台に立ち寄ってみることをおすすめします。
冬の方が空気が澄んでいて夜景が綺麗に見えますが、標高が高いのと風が吹いて寒いと思います。しっかり防寒対策をして最高峰の夜景を堪能してください。

▲ 掬星台

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