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明治に造られた建造物の中で、鉄道技術の粋を集めた傑作が「めがね橋」です。
当時の最高技術のすべてがつぎ込まれ、日本最大級の4連アーチとして誕生しました。
現在は、廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」として群馬県でも有数の観光スポットとして親しまれています。
今回は、群馬めがね橋・鉄道技術の粋を集めた傑作・日本最大級の4連アーチについて詳しくご紹介します。

①レンガ作りの4連アーチの美しい橋【めがめ橋】とは?


めがね橋とは、群馬県安中市松井田町にある鉄道橋のことです。
正式名称は「碓氷第三橋梁(うすいだいさんきょうりょう)」といいます。
場所は碓氷峠のほぼ中間にあります。

もともとは国鉄信越本線横川駅〜 軽井沢駅間の橋梁の一つとして造られました。
めがね橋がある場所は紅葉の鑑賞が素晴らしい場所にあり群馬県の定番紅葉スポットの1つです。
美しいレンガ造りが特徴の橋で、レンガが202万8000個も使われており、レンガ造りの橋としては日本最大級です。
大きさは長さ91m、高さ31m、構造は4連アーチが採用されています。
ただし碓氷峠を越える通称「碓氷線」と呼ばれた「信越本線新線」の横川駅〜軽井沢駅区間は1997年9月30日を最後に廃線になります。
理由は碓氷バイパス、高速道路、新幹線といった新しい交通網が整い碓氷線の利用者が減ったからです。
廃線になった碓氷線は、現在廃線敷を利用し、遊歩道「アプトの道」として、郡馬県の新たな観光スポットとして生まれ変わることになります。

➁めがね橋の歴史

こちらではめがね橋の歴史について詳しくご紹介します。

❶国重要文化財に指定

めがね橋は、1993年(平成5年)8月に国重要文化財に指定されました。
指定された理由は「碓氷峠鉄道施設(めがね橋を含む)」の建築技術が日本の近代産業発展に大きく貢献した価値が認められたからです。
現在旧碓氷峠鉄道施設で造られた橋梁のうち、第2橋梁から第6橋梁までの5基が残っています。
そのすべてが国重要文化財に指定されています。

❷明治25年4月に建設が始まり12月に完成

めがね橋は、明治25年4月に建設が始まり12月に完成したアーチ橋です。
工事は明治25年(1892年)4月から基礎工事が始まりました。
同年9月に橋脚部分が完成します。
その後、アーチ部分の周りにレンガ積みが始まります。
同年の12月にめがね橋は完成しました。
碓氷線は翌年の明治26年(1893年)に開通します。

➂めがね橋の観光スポット

こちらではめがね橋の観光スポットについて詳しくご紹介します。

❶アプトの道


アプトの道とは、かつてのアプト式鉄道と信越本線の廃線敷を活用した遊歩道のことです。
具体的には信越本線の横川駅〜旧熊ノ平駅の間の約6kmのコースのことになります。
片道2時間程度で、往復すると約4時間かかります。
現在はハイキングコースとして人気です。

アプトの道の経路は次の通りです。

横川駅 ⇒ 碓氷峠 鉄道文化むら ⇒ 碓氷関所跡 ⇒ 丸山変電所跡 ⇒ 峠の湯 ⇒ めがね橋 ⇒ 旧熊ノ平駅   


▲現在線路はありませんがかつての廃線路を散歩することができます。

❷碓氷湖

碓氷湖とは、めがね橋の近くにある人造湖(ダム湖)のことです。
めがね橋からは車で約5分ほどの場所にあります。
アプトの道のハイキングコースの1つです。
11月上旬から11月中旬頃の紅葉の時期がおすすめです。

❸熊ノ平(くまのたいら)


熊ノ平とは、旧熊ノ平駅のことで、アプトの道のハイキングコースの終点、折り返し地点のことです。
以前は旧線と新線が合流する場所でした。
現在も荒廃した駅舎や廃線敷きが残っているので、ノスタルジックな雰囲気を味わうことができます。
また映画やドラマのロケ地としても使われています。

④めがね橋周辺のお祭り・イベント

こちらではめがね橋周辺のお祭り・イベントについて詳しくご紹介します。

❶廃線ウォーク


廃線ウォークとは、1997年9月30日に廃線になった「信越本線新線 横川〜軽井沢区間」を歩くイベントのことです。
特徴は廃線跡を巡るツアーになります。普段立ち入り禁止の所も巡ることができるので参加する価値があると思います。
アプトの道とは別ルートです。
安中市観光機構では、2018年10月14日から毎年開催しています。
廃線ウォークには横川側からのスタート、軽井沢側からのスタート、トンネルのみウォークなどさまざまな種類があります。
開催日は、主に11月に集中しており、翌年の3月頃まで不定期で開催されます。

⑤めがね橋へのアクセス情報

こちらではめがね橋へのアクセス情報について詳しくご紹介します。

❶めがね橋の住所

めがね橋(碓氷第三橋梁)の住所は「群馬県安中市松井田町坂本 地内」です。

❷東京からめがね橋へ車でお越しのルート

東京 ⇒ 練馬IC ⇒ 関越自動車道 ⇒ 藤岡JCT ⇒ 上越自動車道 ⇒ 碓氷軽井沢IC ⇒ 松井田妙義IC ⇒ 松井田IC ⇒ めがね橋(碓氷第三橋梁)

❸めがね橋周辺の駐車場情報

めがね橋から300m程度離れた場所に車が約20台停めれる無料駐車場があります。
ただし休日には満車になるので注意が必要です。

まとめ

今回は、群馬めがね橋・鉄道技術の粋を集めた傑作・日本最大級の4連アーチについてご紹介しました。
めがね橋は、現存するレンガ造りのアーチ橋としては日本最大級の橋です。
現在は遊歩道「アプトの道」として、多くの観光客が訪れる群馬県随一の観光スポットになりました。
群馬県を訪れた時には、ぜひめがね橋を訪れてみることをおすすめします。

▲めがね橋

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