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和歌山県と三重県の県境には、絶景といわれる5つの滝があります。
どの滝も神秘性や癒しのパワーを持っており人気の観光スポットです。
それぞれの滝を一度訪れると、その轟音と激しい水しぶきに強く心動かされます。
今回は、和歌山三重の絶景5つの滝・神秘的で癒しのパワー・県境の滝めぐりについて詳しくご紹介します。

①和歌山を代表する美し滝【桑の木の滝】とは?


桑の木の滝とは、和歌山県新宮市相賀の桑の木渓谷にある滝のことです。
桑の木の滝の読み方は「くわのきのたき」と読みます。
桑の木渓谷は、熊野川の支流の高田川の支流にあります。
名前の由来は、昔ヤマグワが自生していたことから名づけられました。
特徴は落差21m、幅が約8mもあり、熊野を代表する見事で美しい滝です。
またむき出しの岩肌に水が当たることで、変化に富んだ水の流れを楽しむことができます。
ルートは県道230号線沿いにある高田川にかかる橋に向かい、橋から遊歩道を約15分ほど歩くと桑の木の滝に着くことが可能です。
遊歩道は整備されているので、安全にたどり着くことができます。
ただし桑の木の滝の周辺にはトイレがないので注意が必要です。
また桑の木の滝は、日本の滝100選に選ばれるほどの名瀑です。


▲こちらの「桑の木橋」を渡ります。乗用車は通れないです。ここからおおよそ15分間ほど歩けば滝に到着します。


▲静かな沢を通ります。滝に近づくにつれて音が大きくなってきます。


▲手作りの丸太や橋が敷かれており適度な冒険感覚を楽しめます。

➁サイレントに流れる繊細な滝【布引の滝】とは?


布引の滝とは、三重県熊野市のきらずの森の中にある滝のことです。
布引の滝の読み方は「ぬのびきのたき」と読みます。
ちなみに兵庫県にも同名の滝がありますが、まったく関係はありません。
熊野にある布引の滝は、日本の滝百選に選ばれている有名な滝です。
特徴は滝が全部で4段になっていることです。道路から遊歩道を下ると滝の麓へ到着します。

一段目は12m、二段目は3.5m、三段目は7.7m、四段目は29.1mで、落差の合計は52mもあります。
ただし展望台からは2段目から4段目までしか見えず全貌は見えません。
名称の由来は、音もなく、水しぶきもあがらず、緩やかに、穏やかにまるで大巾の布を垂らしたように水が流れるからです。
どちらかというと女性的で柔らかいイメージの滝です。
布引の滝のおすすめは周辺に「荒滝」「隠れ滝」「八丁大滝」などの特徴が異なる4つの滝があることです。
よって布引の滝を訪れると、同時に3カ所の滝めぐりを楽しむことができます。


▲道路にもお立ち台があり上から布引の滝を見ることができます。

➂布引の滝の周辺にある滝について

こちらでは布引の滝の周辺にある滝についてご紹介します。

❶荒滝


荒滝とは、布引の滝の約200m下流にある滝のことです。
荒滝の読み方は「あらたき」と読みます。
特徴は女性的で穏やかな布引の滝とは真逆で、男性的で荒々しい滝であることです。

❷隠れ滝

隠れ滝とは、荒滝の下流にかかる滝のことです。
隠れ滝の読み方は「かくれだき」と読みます。
名前の通り、道路からは直接は見えません。
特徴は直瀑落水型の滝で、ラインが美しいことです。
私が訪れた時は、名前の通りこの滝の存在を気づくことができなく撮影できませんでした。

❸八丁大滝


八丁大滝とは、布引の滝の下流にある滝のことです。
八丁大滝の読み方は「はっちょうおおたき」と読みます。
特徴は落差が10mほどの直瀑タイプで、落ち口には大きな岩があり、水量豊富で見ごたえのある滝です。
滝までは崖の斜面をくだる必要があるので、行きつくまでは若干危険が伴います。
遊歩道などはなく、自然道なので、初めてだとわかりにくいかもしれません。
ただし看板からは約5分ほどで滝に着くことができます。
また滝見台がありますがかなり朽ちているので底が抜ける可能性があるので注意が必要です。


▲滝へはすぐに到着しますが道なき道を行くので注意が必要です。この滝はほとんど人が寄りつかない穴場的スポットなので熊よけの鈴やラジオも付けといた方が良いかも知れません。

④桑の木の滝の歴史

❶「大あめのうお」伝説

桑の木の滝には「大あめのうお」伝説があります。
内容は滝の下の淵に棲む大きな「大あめのうお」が人に化身し「鵜飼の鵜を入れないでほしい」と頼みにきた伝説です。
こちらの話のあらすじは、大あめのうおを2人の男が鵜を使って獲ろうとしたのを、お坊さんに化身した大あめのうおに一旦は止めさせられます。
ところが2人の男は約束を破り、鵜を放つと、滝つぼの底から濁り水が大渦を巻き、ものすごい雷雨となったので2人は逃げ帰ったという話です。

⑤布引の滝の歴史

❶熊野信仰にまつわる「四十八ヶ山秘所行場」のひとつ


布引の滝は、熊野信仰にまつわる「四十八ヶ山秘所行場」のひとつとされていた。
「四十八ヶ山秘所行場」の読み方は「しじゅうはちがせんひしょぎょうじょう」と読みます。
第一の行場が那智の滝、第二の行場が布引の滝です。
四十八ヶ山秘所行場とは、熊野信仰の行者が修行のために訪れた修行場所のことです。
四十八ヶ山秘所行場には、熊野地域周辺の48カ所の滝・洞窟・山頂などが使われていました。

⑥アクセス情報

こちらでは和歌山県和歌山市役所と三重県津市役所へのアクセス情報について詳しくご紹介します。

❶和歌山市役所の住所

和歌山市役所の住所は「和歌山県和歌山市七番丁23」です。

❷大阪市から和歌山市役所へ車でお越しのルート

大阪市 ⇒ 東大阪北IC ⇒ 近畿自動車道 ⇒ 松原IC ⇒ 阪和自動車道 ⇒ 和歌山IC ⇒ 和歌山南スマートIC ⇒ 和歌山市役所

❸三重県津市役所の住所

三重県津市役所の住所は「三重県津市西丸之内23-1」です。

❹大阪市から津市役所へ車でお越しのルート

大阪市 ⇒  天神橋JCT ⇒ 阪神1号環状線 ⇒ 東大阪JCT ⇒ 近畿自動車道 ⇒ 門真JCT ⇒ 第二京浜道路 ⇒ 久御山JCT ⇒ 京滋バイパス ⇒ 瀬田東IC ⇒ 新名神高速道路 ⇒ 亀山JCT ⇒ 亀山IC ⇒ 東名阪自動車道 ⇒ 津IC ⇒ 伊勢自動車道 ⇒ 県道42号線 ⇒ 津市役所        

まとめ

今回は、和歌山三重の絶景5つの滝・神秘的で癒しのパワー・県境の滝めぐりについてご紹介しました。
どの滝も、神聖で、清らかで、美しく、心が洗われます。
そのため訪れた人の心を落ち着かせ、癒しを与えてくれ、生きる活力を与えてくれます。
もし和歌山県と三重県の県境を訪れた時には、今回ご紹介した絶景5つの滝に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

▲ 桑の木の滝

▲布引の滝

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